2018年3月28日水曜日

2018ドイツオープン: 伊藤美誠と対戦後の孫穎莎のコメント

少し時間が経ってしまいましたが、1日目の女子シングルス終了時点の記事で、伊藤美誠にゲームオールの末に勝った中国の孫穎莎の長いコメントが載っているITTFニュースの記事があったので簡単に訳してみます。



主要選手が敗退、孫穎莎と徐孝元がシード上位を食う

2018年3月23日

ブレーメンで開催中のSeamaster ITTFワールドツアープラチナのドイツオープンで3月23日夕刻に行われた女子シングルス2回戦で、シンガポールの馮天薇(フォン・ティアンウェイ)、日本の石川佳純、台湾の鄭怡静(チェン・イーチン)は勝ち進んだが、主要選手で勝ち進めなかった選手もいた。

第3シードの伊藤美誠と第4シードの平野美宇が敗退した。



平野美宇を破った徐孝元(写真: Remy Gros)


伊藤美誠は、3日間の予選を勝ち抜く必要があった中国の孫穎莎(スン・インシャ)に敗れた(7-11, 11-9, 14-12, 11-6, 6-11, 10-12, 11-6)。平野美宇は第14シードの徐孝元(ソ・ヒョウォン)の手によって退けられた(11-8, 11-8, 11-6, 7-11, 4-11, 11-7)。

「第一に言えるのは、伊藤はタフな選手の一人だということです。この試合の前、負けるか最終ゲームまでもつれ込むかもしれないと思いました。試合には万全の準備をして臨みました。私は伊藤のプレーを知らなかったし、速くてどんどん変化するので負けるかと思いました。第1ゲームで、対抗策を試しました。試合で3-1とリードしたのは少しラッキーだっただけです。日本選手は、中国選手と対戦するときは本当に必死になります。3対3になり、最終ゲームで5-5になったあとプレーが固くなり、絶対に負けられないと自分に言い聞かせました。一番大変だったのは、最終ゲームで3-3になったとき、サービスの準備に時間がかかり過ぎるということで審判が伊藤に1ポイントを与えたときです。これには慎重になりました。最も重要なことは、試合に勝つことであり、負けないことだと自分に言い聞かせました」孫穎莎

徐孝元が勝利したこの日の午後は韓国にとっていい時間だった。さらに、予選から勝ち上がった田志希(チョン・ジヒ、韓国)が同様に予選からのオーストリアのソフィア・ポルカノバと対戦し、最後の最後までもつれた試合で最終7ゲーム目で最小の2ポイント差で勝利をものにした(10-12, 12-14, 11-8, 11-5, 11-8, 9-11. 11-9)。また、梁夏銀(ヤン・ハウン)はもっと簡単に格上のドイツのハン・イン(第15シード)を倒してしまった(11-3, 12-10, 11-9, 14-12)。

徐孝元がカットマンとして準々決勝に駒を進めた一方で、もう一方のカットマンである中国の武楊(ウー・ヤン)も同じ中国国家チームの范思琦(ファン・スチィ)を破って準々決勝に駒を進めた(11-4, 11-7, 11-7, 11-2)。

驚いたことに、ベスト8に名乗りを上げた中で、第1シードの馮天薇は危なかった。第2シードの石川佳純、第5シードの鄭怡静は危なげなく勝った

馮天薇は中国の黄穎琦(ウォン・インチィ)を倒すのに7ゲームを要した(8-11, 11-3, 4-11, 9-11, 11-5, 11-9, 11-6)。一方、石川佳純はもっと簡単に黄穎琦と同じ中国の陳幸同(チェン・ジントン、第9シード)を倒した(11-9, 11-8, 20-18, 11-6)。その時に、鄭怡静も同じやり方で、陳幸同と同じ中国の文佳(ウェン・ジャ)を下していた(11-8, 14-12, 11-7, 11-8)。

準々決勝では、馮天薇は田志希、梁夏銀は徐孝元と対戦する。後半では孫穎莎と鄭怡静、石川佳純と武楊が対戦する。

準々決勝は、3月25日土曜日に行われる。

(ITTF報道局マネージャ、イアン・マーシャル記)

元のITTFニュースの記事はこちらをご覧ください。

また、2018ドイツオープンについてはこちらをご覧ください。



2018年3月26日月曜日

ドイツオープンが終わっての世界ランキングを予測してみた(女子)

 日曜(3/25)に2018ドイツオープンが終わりました。石川佳純、みまひな、芝田沙季の優勝があり、みなさんエンジョイされたかと思います。

 そして、今週はスペインオープン(チャレンジシリーズ)、来週はスロベニアオープン(チャレンジシリーズ)と4/6からアジアカップが始まります。今月の大会でポイントが高いのはカタールオープンとドイツオープンで世界ランキング上位の選手はこれらの大会を中心に参加しています。

 4月の世界ランキングにはカタールオープンとドイツオープン(スペインオープンはたぶん4月の試合結果になる)の結果が影響するわけです。前回、カタールオープン終了後のランキングポイントと順位をシミュレーションしましたが、今回はその続きで今回のドイツオープンが終了した時点の上位選手のポイントとランキングをシミュレーションしてみたいと思います。実質、これが4月の世界ランキングになると思います。


まず、前回シミュレーションしたカタールオープン終了後の世界ランキングとランキングポイントは以下のようになります。便宜上、3月の世界ランキング20位までを記載します。


カタール後ランキング 3月ランキング 選手名 現ポイント 加算大会数 最低ポイント
1 2 陳夢 16395 8 1620
2 1 朱雨玲 16185 8 1440
3 3 石川佳純 14100 8 1575
4 7 王曼昱 13974 8 1575
5 4 馮天薇 13970 8 1260
6 6 平野美宇 13808 8 1440
7 5 伊藤美誠 13005 8 1350
8 9 陳幸同 12462 8 1125
9 8 鄭怡静 12150 8 1080
10 20 劉詩雯 12029 7 0
11 14 丁寧 11994 7 0
12 10 陳思羽 11175 8 1125
13 13 李皓晴 11110 8 990
14 16 佐藤瞳 11109 8 1080
15 11 杜凱栞 11049 8 1080
16 12 早田ひな 11025 8 1260
17 17 加藤美優 10575 8 1080
18 15 徐孝元 10339 8 630
19 18 リ・ジエ 9935 8 57
20 19 森さくら 9789 8 1080
ここで、「加算大会数」とは現在のランキングポイントの計算に使用されている大会数です。ランキングポイントには最大8大会のポイントしか加算できません。また、最低ポイントは現在のランキングポイントに加算されているポイントの内で最も低い大会のポイントです。つまり、最低ポイントより高いポイントを獲得した場合は加算するポイントが最低ポイントと交換になり、その差が増加します。加算大会数が「8」に達していない場合は獲得ポイントがそのまま加算されます。また、「現ポイント」はカタールオープン終了時のシミュレーションしたランキングポイントです。
ランキングポイントの計算方法の詳細はこちらで説明しています。)

次に、ここにドイツオープンの試合結果、獲得ポイント、変更後の新ポイントをまとめてみます。

現ランキング 3月ランキング 選手名 現ポイント 加算大会数 最低ポイント 最終結果 獲得ポイント 新ポイント
1 2 陳夢 16395 8 1620 16395
2 1 朱雨玲 16185 8 1440 16185
3 3 石川佳純 14100 8 1575 優勝 2250 14775
4 7 王曼昱 13974 8 1575 13974
5 4 馮天薇 13970 8 1260 準決勝 1800 14514
6 6 平野美宇 13808 8 1440 2回戦 1350 13808
7 5 伊藤美誠 13005 8 1350 2回戦 1350 13005
8 9 陳幸同 12462 8 1125 2回戦 1350 12687
9 8 鄭怡静 12150 8 1080 準決勝 1800 12870
10 20 劉詩雯 12029 7 0 12029
11 14 丁寧 11994 7 0 11994
12 10 陳思羽 11175 8 1125 1回戦* 563 11175
13 13 李皓晴 11110 8 990 1回戦* 563 11110
14 16 佐藤瞳 11109 8 1080 1回戦 1239 11268
15 11 杜凱栞 11049 8 1080 1回戦* 563 11049
16 12 早田ひな 11025 8 1260 1回戦* 563 11025
17 17 加藤美優 10575 8 1080 1回戦: 563 10575
18 15 徐孝元 10339 8 630 準優勝 2025 11734
19 18 リ・ジエ 9935 8 57 1回戦* 563 10441
20 19 森さくら 9789 8 1080 1回戦* 563 9789
(「1回戦*」はシード選手の1回戦敗退を示します。この場合獲得ポイントは通常の1回戦敗退の1125ポイントの半分になります。「現ランキング」はシミュレーションしたカタールオープン終了後のランキングです。)

ドイツオープン後の新ランキングポイントで並び替えると以下のようになります。

新ランキング 3月ランキング 選手名 新ポイント 最終結果 獲得ポイント
1 2 陳夢 16395
2 1 朱雨玲 16185
3 3 石川佳純 14775 優勝 2250
4 4 馮天薇 14510 準決勝 1800
5 7 王曼昱 13974
6 6 平野美宇 13808 2回戦 1350
7 5 伊藤美誠 13005 2回戦 1350
8 8 鄭怡静 12870 準決勝 1800
9 9 陳幸同 12687 2回戦 1350
10 20 劉詩雯 12029
11 14 丁寧 11994
12 15 徐孝元 11734 準優勝 2025
13 16 佐藤瞳 11268 1回戦 1239
14 10 陳思羽 11175 1回戦* 563
15 13 李皓晴 11110 1回戦* 563
16 11 杜凱栞 11049 1回戦* 563
17 12 早田ひな 11025 1回戦* 563
18 17 加藤美優 10575 1回戦: 563
19 18 リ・ジエ 10441 1回戦* 563
20 19 森さくら 9789 1回戦* 563
また、15位辺りまで4月の世界ランキングでも上のようになりますが、20位近くは20位より下から上がってくる選手がいる可能性があるため変わるかもしれません。

例えば、中国の孫穎莎は3月の世界ランキングでは34位で7785ポイントです。孫穎莎は、カタールオープンとドイツオープンでどちらも予選グループで2勝して本戦に進出して準々決勝で敗退しているので、それぞれ1689ポイントを獲得していますので、これを加算しますが、孫穎莎の現ランキングポイントは4大会の合計のポイントなので、今月の2大会のポイントをそのまま加算できます。そのため、4月頭のポイントは11163ポイントとなり15位辺りに上がってくる計算になります。

忍耐が功を奏した、石川佳純はより確実に勝利を手に(ITTFの石川佳純のドイツオープン優勝の記事)

昨日終了した卓球の2018ドイツオープンで石川佳純が優勝しました。
ITTFニュースで、その石川佳純優勝の記事が出ていたので、また訳してみます。

忍耐が功を奏した、石川佳純はより確実に勝利を手に


2018年3月25日
カットマンに対して絶対の自信を持つ石川佳純が、ここブレーメンで3月25日日曜日の午後に行われた2018Seamaster ITTFワールドツアープラチナ ドイツオープンで女子シングルスで優勝した。

今回第2シードの石川佳純は、第14シードの徐孝元(韓国)のバックスピンの技をねじふせた。この試合は二人がこれまでITTFワールドツアーの決勝で戦った試合とは全く異なるものとなった。
集中する石川佳純 (写真: Remy Gros)

思い起こすと、2013韓国オープンで石川佳純と徐孝元(ソ・ヒョウウン)は優勝を争い、徐孝元が7ゲームの末、最小の2ポイント差で劇的な勝利を納めた。次の二人の対戦は2014 Asian Gamesで、この時も勝利は徐孝元の手に渡った。しかし、その後の対戦では石川佳純が6連勝している。

このドイツオープンで、石川佳純は連勝を7に増やした。試合を5ゲーム(11-9、10-12、 11-6、11-7、11-6)で決め徐孝元を圧倒した。

第1ゲームは徐孝元が10-8からゲームポイントを1度逃れた後に石川佳純が取った。これで、石川佳純が優勢になったように見えた。第2ゲームも第1ゲーム同様に石川佳純が10-8としたが、その後4連続でポイントを失った。

これまで以上に徐孝元は守備から攻撃に変化し、これが石川佳純を悩ませた。徐孝元が前陣からバックスピンモードで下がると、石川佳純は対処し易かった。

第2ゲームの逆転劇に奮起し、石川佳純は第3ゲームを支配し、3つめのゲームポイントで第3ゲームを取った。自信を持ちリラックスし、なにより第2ゲームの最後よりも粘り強くなっていた。第4ゲームは序盤で大きくリードしていたが、4連続でポイントを取られ9-7と2点差まで縮められた。石川佳純はここで冷静にタイムアウトを取った。このタイムアウトが功を奏し、石川佳純は直後の2ポイントを取った。

これで石川佳純がゲームを支配し、第5ゲームも8-5とした。徐孝元はここでタイムアウトを取ったが、最後のあがきだった。石川佳純は10-5で5回のマッチポイントを得て、2回目で勝利をものにした。

石川佳純は昨年の2017世界選手権の混合ダブルスで吉村真晴とペアを組み優勝したここドイツで、より大きな成果を出した。

さらに、石川佳純は2009年の平野早矢香、2015年の伊藤美誠に続いて3人目のITTFワールドツア ドイツオープンでの日本人の優勝者となった。

「ここドイツで行われた昨年の世界選手権の混合ダブルスでも優勝しているので、
ドイツは自分にとってラッキーな場所でもあります。ファンの皆さんも
暖かく応援してくださって、ありがとうございます」石川佳純

5年前の韓国での対戦を含め、石川佳純にとって13回目のITTFワールドツアー女子シングルスの決勝だった。8度目の優勝だったが、ドイツでの決勝は初めてだった。

また、徐孝元にとっても5回目の決勝であり、2回目の敗戦でデジャブだった。その1回は2014年のドイツのマクデブルクでのドイツのシャン・シャオナとの決勝での敗戦である。


 「決勝で負けて残念ですが、石川佳純のプレイが非常に良かったので
納得しています」徐孝元

ブレーメン(今回の開催地)でもまた同じだった。あと一歩だった。

(イアン・マーシャル、ITTF報道編集者記)

ITTFの元のニュース記事はこちらをご覧ください。

2018ドイツオープンの概要はこちらをご覧ください。



2018年3月23日金曜日

2018ドイツオープン: 1日目の見どころ。シード選手が始動、本戦始まる

ITTFの2018ドイツオープンのホームページに今日の本戦1日目のプレビュー記事がでたので訳してみました。

1日目を予測。シード選手が始動、本戦始まる

ドイツのブレーメンで行われるSeamaster ITTF 2018ワールドツアープラチナのドイツオープンはいよいよ初日を迎え、3月23日に行われる男子と女子それぞれのシングルス、およびダブルスの準々決勝では多くの見どころがある。

ここで簡単に1日目の見どころを見て行こう。
平野美宇は初戦で同じ日本の橋本帆乃香と対戦する (写真: Hussein Sayed)
2人の日本の優秀な卓球スター選手が、女子シングルスの1回戦で対戦する。平野美宇と橋本帆乃香の対戦である。この試合は2人のワールドツアーでの初めての対戦で、世界ランキング上で位置は17ランク離れている。確率的には平野美宇が有利だが、橋本帆乃香の熟練した守備力が第4シードの平野を苦しめることができるだろうか。

1回戦でのもうひとつの大きな対戦は、第9シードの陳幸同と木子の中国選手同士の対戦だ。木子は、2015年のスウェーデンオープンで数人のトップ選手を倒して優勝した実績を誇っている。木子は、丁寧や朱雨玲などを倒して勝ち進み優勝した。陳幸同も木子もドイツオープンを早い段階で離脱したくないはずだが、どちらかは敗退する!!

第1シードの馮天薇は、予選ラウンドでの好結果に自信を深めている大藤沙月と対戦する。また、サビーネ・ウィンターは地元の利をフルに活かして田志希と対戦するだろう。

ディミトリ・オフチャロフには2018年4月に発表される世界ランキングで1位になる道が残されているが、それはけして容易ではない。

オフチャロフが再度世界ランキングの1位になるには、このドイツオープンで準決勝以上に行かなければならない。さもなければ、樊振東が1位になる。オフチャロフの対戦相手になったのはパトリック・フランツィスカだ。オフチャロフの仲間のドイツ人がオフチャロフの1位への望みを早々に絶ってしまうのだろうか。

また、2018ドイツオープン1日目の見どころは、ワールドツアーへの参加が昨年6月の中国オープン以来の中国のスーパースター馬龍の復帰である。馬龍は、チームワールドカップでは調子が良さそうで、中国を金メダルに導いた。日本の吉村真晴と1回戦の最後で対戦するがドイツオープンでの力強い発進をするつもりだろう。

許昕はポーランドのヤクブ・ディヤスとの対戦が楽しみだろう。ディヤスは、予選ラウンド最終日で中国の方博をストレートで破ったためにヘッドラインを騒がせた。一方、カタールオープンの英雄、ウーゴ・カルデラノはドイツオープンをマティス・カールソンとの対戦から開始する。

試合は、午前10時(現地時間、日本時間18:00)に、男子と女子のダブルスの準々決勝から開始される。

試合のライブ配信は itTV でごらんください




元のITTFニュースはこちらをご覧ください。


2018ドイツオープンのU21女子シングルスで芝田沙季が中国選手を倒して優勝(ITTFニュース)

卓球のワールドツアープラチナの2018ドイツオープンで23日から始まる本戦に先立って行われたU21女子シングルスで芝田沙季(ミキハウス)が優勝しました。

この芝田沙季選手の優勝に関するITTFニュースがありましたので取り上げてみます。

芝田沙季が優勝、新たなタイトルを追加



カタールオープンでは第2シードだったが準々決勝で中国の張端の前に敗れてしまった。Seamaster 2018 ITTFワールドツアープラチナ ドイツオープンの優勝者決定戦でも日本の芝田沙季は同じ立場に立っていたが、そのような問題はもうなかった。

3月22日、芝田沙季はU21女子シングルスで優勝を果たした。

再び優勝をおさめた芝田沙季 (写真: Remy Gros)
決勝戦で、芝田沙季は16歳の中国の黄穎琦(HUANG Yingqi)と対戦し4ゲーム(11-6、9-11、11-9、11-5)で破りタイトルを引き寄せた。注目するのは、黄穎琦は第24シードだが非常に優れた取れた選手で、1つ前の準決勝では第1シードの香港の蘇慧音の望みを絶ったという点だろう(9-11, 12-10, 11-8, 14-12)。

一方の準決勝で、芝田沙季は同じ日本選手であり、黄穎琦と同じ2002年生まれの長崎美柚(第11シード)と対戦した。

「対戦相手が積極的に攻めてきたときも含め、試合を通して
非常に落ち着いていることが出来ました」芝田沙季

注目すべき点として、芝田沙季がITTFワールドツアーのU21女子シングルス決勝に登場するのはこれが6回目と言うことだ。ITTFチャレンジシリーズ大会も含めると、合計は9回になる。反対に、黄穎琦はこれが初の決勝戦だ。

芝田沙季は、ワールドツアーでは2016年のブルガリアオープン、翌年のオーストラリアオープンを制している。また、2016年のベラルーシオープンとチェコオープン、2017年の韓国オープンでは準優勝をしている。昨年のITTFチャレンジシリーズ大会では、芝田沙季はベラルーシオープンとタイオープンで優勝し、スロベニアオープンで準優勝している。

「この試合ではうまく戦えたと思います。自分は今まで何度も決勝戦を
経験しています。対戦相手は初めての決勝戦なのでナーバスになっている
と思いましたし、自信を持って試合ができました」芝田沙季

日本がITTFワールドツアーU21シングルスで優勝したのは、これで74度目だ。2017チャレンジシリーズを含めると77度になる。


(訳者メモ)
芝田沙季は今月行われたカタールオープンでは予選突破して本戦に進みました。今回のドイツオープンでも昨日の本戦を突破して本戦に進みました。より、大きな大会での活躍が期待できそうです。
今年は、芝田沙季選手の飛躍の年になりそうですね。
また、大会での優勝と準優勝の記述が不明確なので、日本卓球協会のサイトで調べた結果、以下のとおりでした。
2016チャレンジシリーズ ベラルーシオープン 女子シングルス優勝
2016ワールドツアー ブルガリアオープン U21優勝(シングルス優勝は石垣優香)
2016ワールドツアー チェコオープン U21準優勝
2017ワールドツアー 韓国オープン U21準優勝
2017ワールドツアー オーストラリアオープン U21優勝
2017チャレンジシリーズ ベラルーシオープン U21優勝(シングルス優勝は佐藤瞳)
2017チャレンジシリーズ タイオープン U21優勝(シングルス優勝は佐藤瞳)

(芝田沙季選手の略歴)
1997年8月25日生まれ(20歳)
千葉県出身
四天王寺高校卒業
2018年3月時点の世界ランキング24位

2018年3月21日水曜日

2018ドイツオープン予選の大藤沙月の大金星についてのITTFニュース

別の記事で紹介した2018ドイツオープン予選で中学1年の大藤沙月選手がヨーロッパチャンピオンのベルナデッテ・スッチを倒した件について、ITTFのニュースでも大藤沙月選手の写真入りで他の波乱とともに報じられたので紹介したいと思います。

注目選手が次々に敗れる、大藤沙月は大物選手を食う


2018年3月21日
試合ごとに勝者が決まる。日本の佐藤瞳、オーストリアのソフィア・ポルカノバ、ルーマニアのエリザベス・サマラの上位3選手は、ドイツのブレーメンで開催中のSeamaster 2018ワールドツアープラチナ ドイツオープンの予選トーナメントで順調に勝利を納めた。次のステージに向けていいスタートを切った。

しかし、予選の舞台で上位選手が順調な中で多くの事件も起きている。
ベルナデッテ・スッチを倒した大藤沙月(Remy Gros撮影)
敗退した選手で最も著名なのは、今年初めにITTFヨーロッパトップ16トーナメントで優勝したルーマニアのベルナデッテ・スッチといって間違いないだろう。スッチは13歳の日本の大藤沙月に6ゲームで敗れた(12-10、8-11、11-13、12-10、11-7、11-9)。

同様に、ハンガリーのゲオルギナ・ポータの敗戦にも驚かされる。ポータはオーストリアのアメリア・ソルヤに敗れた(4-11、11-8、11-9、11-9、9-11、11-9)。

そのような中、それぞれのグループでこの日トップに位置付けられていたポルトガルのユ・フとカナダのチャン・モーにも似たようなことが起こっていた。ユ・フはスウェーデンのリ・フェンに敗れ(11-8、11-9、13-11、7-11、11-2)、カナダのチャン・モーはフランスのマリー・ミゴットの手に見事かかった(8-11、11-8、12-14、11-8、5-11、11-6、11-4)。

また、日本の前田美優と香港の姜華君も同じような形で敗れている。前田美優は中国の李佳燚との対戦で敗れ(11-7、11-4、8-11、11-5、11-13、8-11、11-8)、姜華君はモナコのヤン・シャオシンに敗れた(11-3、11-8、4-11、11-7、11-8)。

しかし、前田美優と姜華君の敗戦は明らかに意外なものではなかっただろう。そして、姜華君の仲間の蘇慧音にもまったく同じことが起こった。蘇慧音は予選ラウンドで4番目に高いランキングだが、2015ワールドツアースウェーデンオープンの優勝者である中国の木子に敗れた。

この記事の原文はこちらをご覧ください。

2018ドイツオープン 予選 中学1年の大藤沙月が大金星、ヨーロッパチャンピオンのスッチを撃破

ワールドツアープラチナの2018ドイツオープンが3月23日~25日で開催されます。日本からは男女合わせて30選手が参戦しています。

23日からの本戦に先立ち昨日3月20日から予選が行われています。

その予選で中学1年生で世界ランキング273位の大藤沙月(おおどうさつき、ミキハウスJSC所属)が、世界ランキング27位のルーマニアのベルナデッテ・スッチ(Szocs)を逆転で破り大金星を上げました。

ベルナデッテ・スッチは最新の世界ランキングは27位ですが、昨年12月のT2グランドファイナルでシングルスで優勝し、先月行われたヨーロッパトップ16でも女子シングルスでチャンピオンになり今乗りに乗っている選手です。

大藤沙月は、2004年5月16日生まれの中学1年生です。昨年の世界ジュニア選手権のメンバーに選出されていますが、同い年の木原美悠ほど国際大会には出場していません。
大藤沙月

スコアは次のとおりです。
大藤沙月 vs スッチ  4-2 (12-10, 8-11, 11-13, 12-10, 11-7, 11-9)

ライブ配信がなかったので試合の映像は視ていませんが全体に接戦のようです。また、ゲームカウント1-2から3ゲーム連取の逆転は視ていれば興奮したでしょう。配信がなくて残念です。

スッチ(セイチと呼ばれることもあります)は、1995年3月5日生まれなので23歳になったばかりで、すでに書いたように最近頭角を現している元気いっぱいの美人プレーヤーですが、どうも日本の中学生には弱いようです。昨年のT2では木原美悠にも負けています。
ベルナデッテ・スッチ
大藤沙月選手は、同じグループのもう一人の選手にも勝っているため、昨日2勝して予選の次のステージ(予選トーナメント)への進出を決めています。

シード以外の他の選手は予選トーナメントへの進出をかけて本日も予選リーグを戦います。2018ドイツオープンの予選に出場する日本選手の詳細はこちらをご覧ください。



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