ITTFニュースで、その石川佳純優勝の記事が出ていたので、また訳してみます。
忍耐が功を奏した、石川佳純はより確実に勝利を手に
2018年3月25日
カットマンに対して絶対の自信を持つ石川佳純が、ここブレーメンで3月25日日曜日の午後に行われた2018Seamaster ITTFワールドツアープラチナ ドイツオープンで女子シングルスで優勝した。
今回第2シードの石川佳純は、第14シードの徐孝元(韓国)のバックスピンの技をねじふせた。この試合は二人がこれまでITTFワールドツアーの決勝で戦った試合とは全く異なるものとなった。
集中する石川佳純 (写真: Remy Gros) |
思い起こすと、2013韓国オープンで石川佳純と徐孝元(ソ・ヒョウウン)は優勝を争い、徐孝元が7ゲームの末、最小の2ポイント差で劇的な勝利を納めた。次の二人の対戦は2014 Asian Gamesで、この時も勝利は徐孝元の手に渡った。しかし、その後の対戦では石川佳純が6連勝している。
このドイツオープンで、石川佳純は連勝を7に増やした。試合を5ゲーム(11-9、10-12、 11-6、11-7、11-6)で決め徐孝元を圧倒した。
第1ゲームは徐孝元が10-8からゲームポイントを1度逃れた後に石川佳純が取った。これで、石川佳純が優勢になったように見えた。第2ゲームも第1ゲーム同様に石川佳純が10-8としたが、その後4連続でポイントを失った。
これまで以上に徐孝元は守備から攻撃に変化し、これが石川佳純を悩ませた。徐孝元が前陣からバックスピンモードで下がると、石川佳純は対処し易かった。
第2ゲームの逆転劇に奮起し、石川佳純は第3ゲームを支配し、3つめのゲームポイントで第3ゲームを取った。自信を持ちリラックスし、なにより第2ゲームの最後よりも粘り強くなっていた。第4ゲームは序盤で大きくリードしていたが、4連続でポイントを取られ9-7と2点差まで縮められた。石川佳純はここで冷静にタイムアウトを取った。このタイムアウトが功を奏し、石川佳純は直後の2ポイントを取った。
これで石川佳純がゲームを支配し、第5ゲームも8-5とした。徐孝元はここでタイムアウトを取ったが、最後のあがきだった。石川佳純は10-5で5回のマッチポイントを得て、2回目で勝利をものにした。
石川佳純は昨年の2017世界選手権の混合ダブルスで吉村真晴とペアを組み優勝したここドイツで、より大きな成果を出した。
さらに、石川佳純は2009年の平野早矢香、2015年の伊藤美誠に続いて3人目のITTFワールドツア ドイツオープンでの日本人の優勝者となった。
「ここドイツで行われた昨年の世界選手権の混合ダブルスでも優勝しているので、
ドイツは自分にとってラッキーな場所でもあります。ファンの皆さんも
暖かく応援してくださって、ありがとうございます」石川佳純
また、徐孝元にとっても5回目の決勝であり、2回目の敗戦でデジャブだった。その1回は2014年のドイツのマクデブルクでのドイツのシャン・シャオナとの決勝での敗戦である。
「決勝で負けて残念ですが、石川佳純のプレイが非常に良かったので
納得しています」徐孝元
ブレーメン(今回の開催地)でもまた同じだった。あと一歩だった。
(イアン・マーシャル、ITTF報道編集者記)
ITTFの元のニュース記事はこちらをご覧ください。
2018ドイツオープンの概要はこちらをご覧ください。
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