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2019年10月7日月曜日

伊藤美誠は陳夢に逆転負けで悔しい準優勝 - 卓球2019スウェーデンオープン

10月3日から始まった卓球のワールドツアースウェーデンオープンの最終日は伊藤美誠が準決勝で同い年の孫穎莎に勝ち、決勝で陳夢と対戦したが惜しくもゲームオールで優勝を逃した。

伊藤美誠は1ゲーム目と3ゲーム目を取ったあと、4ゲーム目のデュースでの競り合いに勝ってゲームカウント3-1とした。ゲーム内容からも、勝利の予感がしたが、陳夢がその後3ゲームを取って、本来伊藤が得意な逆転パターンを陳夢にやらせてしまった。伊藤は連覇を意識したわけではないだろうが、ほとんど勝てていた内容だっただけに優勝を逃したのは悔しいだろう。
とはいえ、伊藤は準優勝で1440ポイントを獲得して東京オリンピック選考の基準になる来年1月の世界ランキングのポイントを540ポイント上積みし2位の平野美宇に1200ポイント以上の差を開けた。さらに3位の石川佳純とは1550ポイント開いて、年内の主要大会が6大会であることを考えるとシングルス代表の2位以内はかなり濃厚にした。

伊藤美誠 vs 陳夢    3-4 (11-8, 6-11, 11-7, 12-10, 8-11, 9-11, 5-11) (試合ビデオ)
2019スウェーデンオープン 女子シングルス 表彰式

2019年10月6日日曜日

伊藤美誠が王曼昱を下して準決勝進出 - スウェーデンオープン 女子シングルス 準々決勝

10月3日から行われている卓球のワールドツアースウェーデンオープンの準々決勝で伊藤美誠(世界ランキング7位)が中国の王曼昱(同4位、20歳)を4-1で破り準決勝に進出した。

伊藤美誠 vs 王曼昱      4-1 (11-8, 4-11, 11-9, 11-6, 11-4)

伊藤美誠は接戦になった3ゲーム目を取ると4ゲーム目、5ゲーム目は王曼昱(ワンマンユ)を圧倒した。王曼昱は審判から注意を受けるなど後半は精神的にも集中力を欠き、伊藤の独壇場のようになった。伊藤の中国選手との試合には、中国選手が他の試合のように粘りを出せず崩れてしまうケースが多い。これも魔王の魔力か?



準決勝は、最近中国選手の中でも圧倒的な強さを見せ、この日の準々決勝でも丁寧をストレートで破っている風雲児 孫穎莎(スンインシャ)と対戦する。伊藤美誠は今年の世界選手権を含め国際大会の直接対決では2敗だが、孫穎莎は今年3月のカタールオープンのように「中国」という重荷が肩にかかると外国選手との試合でプレッシャーがかかるようなので今回の対戦は楽しみだ。また、同じ2000年生まれで10月21日生まれ(伊藤)と11月4日生まれ(孫穎莎)と誕生日の近い同い年対決という面でも興味がある。

伊藤美誠と孫穎莎の準決勝は19:15(現地時間12:15)からYouTubeのテレビ東京卓球チャンネルで視聴できる。

また、ITTF(国際卓球連盟)ニュースでも、次のように書かれている。
「2019スウェーデンオープンの最初のタイトル(混合ダブルス、男子ダブルス、女子ダブルス)は中国に輝いた。男子シングルスでも中国の金メダルは確定しているが、女子シングルスではまだだ。ディフェンディングチャンピオンの日本の伊藤美誠が中国を阻止している」(元のITTFニュースはこちらをご覧ください。)

伊藤美誠が中国と全種目制覇に立ちはだかる(写真 Ireneusz Kanabrodzki)




2019年9月7日土曜日

卓球の東京オリンピック代表レースを今後の大会からシミュレーション(女子偏)

卓球の東京オリンピックのシングルス代表は男女それぞれ2名で、来年2020年1月の世界ランキングでの日本選手上位2名が選出されることになっている。

この来年1月の世界ランキングは今年1年間に出場した国際大会と昨年の世界選手権の獲得ポイントで決まる。このため、来年1月の世界ランキングの対象になる大会での獲得ポイントをランキングポイントの方法に従って計算したのが「東京オリンピック代表への道」に載せている積算ポイントで、現在はトップ3名が4位以下を大きく引き離している。

この3選手の9月7日現在の積算ポイントは以下のようになっている。

1月のポイント 伊藤美誠 平野美宇 石川佳純
2000 2018WTTC 1500 2018WTTC 1750 2018WTTC
1465 豪州OP 1500 2019WTTC 1465 豪州OP
1465 中国OP 1465 ジャパンOP 1200 2019WTTC
1440 香港OP 1440 チェコOP 1170 アジアカップ
1170 ブルガリアOP 1170 香港OP 1170 チェコOP
1125 カタールOP 900 豪州OP 900 ジャパンOP
900 韓国OP 900 中国OP 900 中国OP
900 2019WTTC 900 カタールOP 900 ブルガリアOP
T2マレーシア 400 400 400
T2シンガポール
10865 10175 9855
(メモ)WTTC=世界選手権、OP=オープン、T2=T2ダイヤモンド大会

また、今年年内に行われるワールドツアー以上の主要大会は以下の8大会で3選手の各大会へのエントリー状況、および獲得できるポイントは以下のようになっている。

大会 開始日 伊藤 平野 石川 ベスト8 ベスト4 準優勝 優勝
アジア選手権 9月15日 X 900 1170 1350 1800
スウェーデンOP 10月1日 900 1170 1440 1800
ドイツOP 10月8日 1125 1465 1800 2250
女子ワールドカップ 10月18日 × 1275 1530/1660 1915 2550
チームワールドカップ 11月6日
オーストリアOP 11月12日 1275 1465 1440 2250
T2マレーシア 11月21日 500 600/700 800 1000
グランドファイナル 12月12日 1275 1660 2040 2550
(メモ)ベスト4の1530/1660は3位決定戦があり4位が1530、3位が1660

ここで伊藤美誠がアジア選手権と女子ワールドカップにはエントリーしていないことがわかる。女子ワールドカップに出場できるのは各国2名でかつ予選を兼ねている各大陸のカップ戦(アジアはアジアカップ)に出場していることが出場条件のため伊藤美誠は出場できない。アジア選手権にエントリーされていない理由は不明だが、当初アジア選手権と日程が重なっているパラグアイオープンに早田ひなとともにエントリーしていたため、自分で選択したとも考えられる。パラグアイオープンはチャレンジプラスシリーズの大会で優勝ポイントが1100ポイントあるが、南米のためか女子シングルスのエントリーが40名ほどで出場すれば優勝の可能性があった。しかし、平野美宇と石川佳純がチェコオープンでそれぞれ1440ポイントと1170ポイントを獲得したため算入する8大会(最初の表の①~⑧)のポイントがすべて1100ポイントを越える必要が出てきた。そのために、伊藤美誠はチェコオープン後にパラグアイオープンの出場をキャンセルしたのではないかと見ている(なぜ8大会かは2019年の世界ランキングシステムの説明を参照)。

ここでやはり気になるのは伊藤美誠の出場しないワールドカップでのポイントである。昨年は石川佳純は第3シードで4位、平野美宇は第5シードで準々決勝で石川佳純と対戦して敗れている。今年は現在の世界ランキングだと石川佳純が第3シード、平野美宇が第4シードで二人とも準決勝までお互いと中国選手に当たらない可能性がある。まだ、アジア選手権の結果が出るまでは決定ではないが、平野美宇と石川佳純が第4シード以上になる可能性が高い。そこで、このシミュレーションではまず二人が4位以上を獲ると仮定してそれぞれの獲得ポイントを4位の1530ポイントとする。

残りの大会は3選手ともすべてベスト8と仮定したいと思う。アジア選手権は平野美宇と石川佳純が第8シードまでに入るので準々決勝に進む可能性は高い。準々決勝では中国選手と対戦する可能性が高いが中国選手以外と対戦する確率も30%ほどある。このシミュレーションでは、アジア選手権も他の大会と同様にベスト8と仮定する。

このような仮定で最初の表を計算しなおすと以下のようになる。

伊藤 平野 石川
2000 2018WTTC 1500 2018WTTC 1750 2018WTTC
1465 豪州OP 1500 2019WTTC 1465 豪州OP
1465 中国OP 1465 ジャパンOP 1200 2019WTTC
1440 香港OP 1440 チェコOP 1170 アジアカップ
1170 ブルガリアOP 1170 香港OP 1170 チェコOP
1125 カタールOP 1530 女子WC 1530 女子WC
⑦ドイツ/オーストリアOP 1125 1125 1125
⑧グランドファイナル 1275 1275 1275
T2Dマレーシア 400 400 400
T2Dシンガポール 500 500 500
1月のポイント 11965 11905 11585

どうだろうか。接戦にするために平野美宇と石川佳純の女子ワールドカップの結果を4位としているものの昨年の石川佳純の結果を考えれば第4シードまでに入れば可能な結果だ。
実際に、そのワールドカップの結果やその他の大会でベスト8以上の結果(あるいはベスト16以下)を出すことで変わってくるほど微妙だと思わないだろうか。

なお、シミュレーションではチームワールドカップを外している。チームワールドカップは団体戦で戦われるが団体戦の中でのシングルスの1勝は250ポイントに数えられる。つまり、大会中に5勝すればチームワールドカップのポイントは1250ポイントになるので無視できるポイントではない。また、1人の選手に2点起用が集中すると1人だけポイントが多くなることもある。実際、昨年2月に行われたチームワールドカップでは石川佳純が2点起用で伊藤美誠と早田ひながダブルスという布陣だったので石川佳純が5勝で1500ポイント(昨年は1勝が300ポイント)だったが伊藤美誠は1勝で300ポイントだった。昨年はその大会のポイントだけだったが、今年は東京オリンピック代表の選考に関わってくる。もちろん、馬場監督は優勝を狙うための最善の起用を考えるだろうが、そのために2点起用が1人の選手に集中して代表選考に影響を与えないように望みたい。

同様のシミュレーションについては、こちらの9月の世界ランキングのトピック(こちらを参照)でも説明している。

2019年8月25日日曜日

平野美宇、中国選手に0-3から大逆転で勝利 - チェコオープン女子シングルス

卓球のチェコオープンの女子シングルス3日目の準々決勝で、平野美宇は中国選手と対戦しゲームカウント0-3と追い込まれたが、そこから4ゲームを連取し大逆転で勝利した。

平野美宇は同じく準々決勝で中国選手に勝利した石川佳純と8月25日最終日の準決勝で対戦する。勝った方が決勝戦に進出する。

平野美宇 vs 劉瑋珊(中国)    4-3 (8-11, 7-11, 10-12,11-8, 11-8, 11-8, 11-4)

平野美宇はなかなか劉瑋珊(リュウウェイシャン)の投げ上げサーブを崩せず、ゲーム中盤まで平行線で行くも押し切られるゲームが続いたあと、3ゲーム目では9-9から先にゲームポイントを掴んだが逆転で取られた。4ゲーム目も同様の展開で、相手のネットボールを転びながら返したボールを相手がミスして5-5に追いつくとミスもあったが10-8で先にゲームポイントを握り、相手の投げ上げサーブをリターンエースで取って1ゲームを返した。その後は相手のサーブに対応できるようになりポイントを先行できるようになり2ゲームを11-8で返して最終ゲームに持ち込んだ。最終ゲームは相手はなす術がなくなり平野の一方的な展開となった。

ファンとしてドキドキする試合だった。劉瑋珊(リュウウェイシャン)は中国女子では10番手辺りの選手と思われる。平野美宇は初めての対戦で判らないことを多かったのだろうが、この辺りの選手には余裕で勝ってほしいと思う。
準々決勝:平野美宇 vs 劉瑋珊(中国)


2019年7月27日土曜日

来月から今年後半戦、まずはブルガリアオープンから


 5月末の中国オープンから7月中旬のT2ダイヤモンドまで6大会が集中したアジアシリーズが終わり、4週空いて8月15日からワールドツアーのブルガリアオープンが始まります。

このブルガリアオープンの翌週には同じワールドツアーのチェコオープンが開催されますが、8月以降年内のワールドツアー/プラチナは舞台がアジアからヨーロッパに移ります。また、日本選手は1月のハンガリーオープン(ワールドツアー)に出場していないので、ワールドツアー/プラチナは3月末のカタールオープンから6大会を終え、8月からワールドツアー/プラチナ5大会とグランドファイナルがあるので、このブルガリアオープンからが実質今年の後半戦と言っていいでしょう。

実際に、8月以降はワールドツアー/プラチナ5大会と12月のグランドファイナル以外に、アジア選手権、ワールドカップ、チームワールドカップ、T2ダイヤモンド(2大会)と大きな大会だけでも前半より多く開催されます(年内の大会スケジュールはこちらを参照)。


来年の東京オリンピックのシングルス代表を目指す選手にとっては、選考基準の2020年1月の世界ランキングに関わる大会はまだ半分以上が残っています。これからの頑張りでまだまだ結果が変わるので、1戦1戦を大事に、また体調にも注意して、戦っていってほしいと思います。

ブルガリアオープンの概要、大会日程、出場選手、見どころ、ライブ配信の視聴法についてはこちらをご覧ください。

2019年6月16日日曜日

香港オープン終了後のワールドツアーポイントランキングとジャパンオープン終了後の予測(女子)

香港オープン終了後のワールドツアーポイントランキング(ワールドツアースタンディング)(ワールドツアーポイントランキングの詳細はこちらの記事を参照)


合計 ハンガリーOP カタールOP 中国OP 香港オープン
1 王曼昱 863 SF 63 優勝 500 準優勝 300
2 陳夢 750 優勝 250 優勝 500
3 劉詩雯 463 SF 63 準優勝 300 QF 100
4 伊藤美誠 425 QF 100 SF 200 準優勝 125
5 王芸迪 383 R32 8 QF 100 R32 25 優勝 250
6 朱雨玲 325 準優勝 125 SF 200
7 丁寧 300 SF 200 QF 100
8 孫穎莎 256 QF 31 SF 200 R32 25
9 陳幸同 189 QF 31 R16 50 QF 100 R32 8
9 馮天薇 189 R32 8 QF 100 R16 50 QF 31
11 鄭怡静 188 R32 25 QF 100 SF 63
12 平野美宇 163 R16 50 R16 50 SF 63
13 何卓佳 124 R32 8 QF 100 予選 R16 16
14 ポルカノバ 114 R32 8 R32 25 R16 50 QF 31
15 陳羽思 99 R16 16 R32 25 R16 50 R32 8
15 杜凱栞 99 R32 8 R16 50 R32 25 R16 16
16 スッチ 97 QF 31 予選 R16 50 R16 16
17 石川佳純 91 R32 25 R16 50 R16 16
18 加藤美優 83 R16 50 R32 25 R32 8
19 芝田沙季 81 R32 25 R32 25 QF 31
20 顧玉婷 75 予選 R16 50 R32 25
20 ハン・イン 75 R16 50 R32 25

ジャパンオープン終了後のワールドツアーポイントランキング(ワールドツアースタンディング)の予測(決勝が終わってないので劉詩雯と孫穎莎のポイントは準優勝の300ポイントにしています。)

合計 ハンガリーOP カタールOP 中国OP 香港オープン ジャパンOP
1 王曼昱 963 SF 63 優勝 500 準優勝 300 QF 100
2 陳夢 950 優勝 250 優勝 500 SF 200
3 劉詩雯 763 SF 63 準優勝 300 QF 100 300
4 孫穎莎 556 QF 31 SF 200 R32 25 300
5 伊藤美誠 450 QF 100 SF 200 準優勝 125 R32 25
6 王芸迪 383 R32 8 QF 100 R32 25 優勝 250
7 平野美宇 363 R16 50 R16 50 SF 63 SF 200
8 朱雨玲 350 準優勝 125 SF 200 R32 25
8 丁寧 350 SF 200 QF 100 R16 50
9 陳幸同 239 QF 31 R16 50 QF 100 R32 8 R16 50
11 馮天薇 214 R32 8 QF 100 R16 50 QF 31 R32 25
12 鄭怡静 213 R32 25 QF 100 SF 63 R32 25
13 顧玉婷 175 予選 R16 50 R32 25 QF 100
14 何卓佳 174 R32 8 QF 100 予選 R16 16 R16 50
15 佐藤瞳 166 R32 25 R32 25 R16 16 QF 100
16 石川佳純 141 R32 25 R16 50 R16 16 R16 50
17 杜凱栞 124 R32 8 R16 50 R32 25 R16 16 R32 25
18 ポルカノバ 114 R32 8 R32 25 R16 50 QF 31
19 芝田沙季 106 R32 25 R32 25 QF 31 R32 25
20 劉斐 100 QF 100

2019年6月1日土曜日

7月のT2ダイヤモンド大会の出場選手(女子選手)のシミュレーションをしてみた

昨日は残念ながら平野美宇選手は中国オープンの2回戦で中国の丁寧選手(世界ランキング1位)に負けてしまいました。
試合後のインタビューでT2ダイヤモンド大会に出場できるかどうかを気にするコメントがありました。日曜日に大会が終われば結果はでますが、一足先にシミュレーションしてみました。

<平野美宇、丁寧との2回戦後のインタビュー>

シミュレーションの前に、なぜT2ダイヤモンド大会が大事と平野美宇選手が考えているかを説明しなければならないですが、その前にT2ダイヤモンド大会とは何かを説明します。

T2ダイヤモンド大会やそれがなぜ大事かをすでにご存じの方は、「4. 7月のT2ダイヤモンド大会出場選手のシミュレーション」まで飛ばしてください。

1. T2ダイヤモンド大会とは

T2ダイヤモンド大会は今年から新設された国際大会で、7月にある大会が第1回なので、昔から卓球を観ている方もなじみがないと思います。

T2ダイヤモンド大会は簡単に言うと、次のような大会です。
  • ワールドツアーとワールドツアープラチナの成績上位選手のみが出場
  • 種目は男子シングルスはと女子シングルス
  • 出場選手は男女それぞれ16名(開催国の選手1名含む)で予選はない
  • 2019年は3回開催
T2ダイヤモンド大会の詳細な説明はこちらをご覧ください。)
出場選手は男女それぞれ16名なので、1回戦、準々決勝、準決勝、決勝と4ラウンドしかありません。

2. T2ダイヤモンド大会がなぜ大事か

 今年は、東京オリンピックの代表を目指して戦う重要な年だということは皆さんご存知でしょう。でも、どうして重要なのか具体的にご存じでしょうか。
理由はこうです。
  1. 東京オリンピックのシングルスの代表は男女それぞれ2名(団体戦では1名追加)
  2. その2名は2020年1月頭に発表される世界ランキングでの日本選手上位2名
  3. 2020年1月の世界ランキングは2019年1月~12月に開催された大会で獲得したポイントから算出したランキングポイントの多い順に決まる
  4. ランキングポイントに算入できるポイントは最大8大会分
少し乱暴な説明ですが、だいたいこんな感じです。

つまり、ランキングポイントは出場した大会すべてのポイントの合計ではなく、出場した各大会で獲得したポイントのうち「ポイントの多い方から8個」の合計です。
年間に10大会出場した場合は、そのうちの8大会のポイントということになります(実際には1年以上前の大会でも算入できる場合、逆に1年以内の大会でも算入できない場合があります(ランキングポイントの詳細はこちらをご覧ください)。

世界ランキングを決定するランキングポイントが選手にとって重要であることが理解いただけたでしょうか。

2018年、そして今年もこれまではこのように
「8大会のポイントの合計=ランキングポイント」
として世界ランキングが決まって来ましたが、実はT2ダイヤモンド大会の登場で少し話が違ってきました。

国際卓球連盟(ITTF)はT2ダイヤモンド大会のポイントを次のように決めたのです。
  • T2ダイヤモンド大会の獲得ポイントはランキングポイントに算入できる
  • T2ダイヤモンド大会のポイントを算入する場合、「8大会」に含まない
つまり、ランキングポイントを次のように計算できるようにしたのです。
2019年からの新しいランキングポイントの算出方法
これは、T2ダイヤモンド大会のポイントを今までのランキングポイントに上乗せできることになり、出場した選手は出場しない選手に比べてランキングポイント上で有利になります。これは、世界ランキングでも有利になるということを意味します。

どうでしょうか。T2ダイヤモンド大会に出場することが世界ランキングを争う上で重要なことがご理解いただけたでしょうか。

3. T2ダイヤモンド大会の出場資格

では、T2ダイヤモンド大会の出場選手はどうやって決まるのでしょうか。

上で説明したように、T2ダイヤモンド大会の出場はワールドツアーとワールドツアープラチナの2種類の大会(大会の種類についてはこちら)の成績だけが対象で、世界ランキングのように世界選手権やワールドカップなどは対象になっていません。

そのためワールドツアー/プラチナ以外の大会も対象のランキングポイントは使いません。
かわりに、次のような「ワールドツアーポイント」というのを使います。
  • ワールドツアーとワールドツアープラチナ(各年6回)の結果でポイントを獲得
  • ポイントが獲得できるのは本戦のみ
  • 算入できるポイントの数に制限はない(全大会に出場すると12個)
  • 各大会の結果で獲得できるポイントは次の表のとおり

そして、ワールドツアーポイントの多い順に出場選手が決まります。
出場選手16名にはかならず開催国の選手を1名含むことになっていますので、実際には上位15名になります。ただし、上位選手に開催国の選手が含まれている場合は上位16名となります。

かなり複雑ですが、T2ダイヤモンド大会の出場資格について理解いただけたでしょうか。

なお、T2ダイヤモンド大会で獲得できるランキング用のポイントは、次の表のようになっています。

出場すれば最低でも400ポイントを獲得できます。このため、3大会とも出場すれば少なくとも1200ポイントを通常のランキングポイントに上乗せできるわけです。

4. 7月のT2ダイヤモンド大会出場選手のシミュレーション

さて、やっと本題ですが、ここでもう1つ説明しておかなくてはならないのが次の点です。
  • ワールドツアーポイントはその年のワールドツアー/プラチナのみが対象
  • 各T2ダイヤモンド大会の出場を決める大会は次のとおり
    1. 第1回:ハンガリーオープン、カタールオープン、中国オープンの3大会
    2. 第2回:ハンガリーオープンからオーストラリアオープンまでの7大会
    3. 第3回:ハンガリーオープンからドイツオープンまでの11大会
T2ダイヤモンド大会とワールドツアー/ワールドツアープラチナ
つまり、7月のT2ダイヤモンド大会のワールドツアーポイントの対象になるのは3大会のみですが、1月のハンガリーオープンが全日本選手権と日程が近かったので日本選手は出場していません。このため、実質カタールオープンと中国オープンの2大会の成績で他の国の3大会に出場した選手と競わなければならないので厳しいわけです。

実際、ハンガリーオープンとカタールオープンの結果でのワールドツアーポイントの順位では15位以内に入っていたのは女子では伊藤美誠と平野美宇、男子では張本智和、水谷隼、丹羽孝希の5人だけで、それも平野美宇と丹羽孝希は15位とギリギリでした(順位表はこちら)。

平野美宇は、今回の中国オープンで準々決勝まで行けばほぼ間違いなく15位以内に入ると思われましたが2回戦敗退のためカタールオープンの2回戦敗退と合わせて100ポイントと微妙なポイントになり心配していたわけです。

そこで、現時点で中国オープン終了後のワールドツアーポイントの順位をシミュレーションしてみました。

結果は次のようになりました。7月の大会はマレーシアでの開催でマレーシアの選手は上位にいませんが、地元選手は世界ランキング50位以内の選手という条件がありマレーシアにこの条件に該当する選手はいないため、ワールドツアーポイントのランキングで16位以内が出場できます。
[2019/06/09追記]地元選手に世界ランキング50位以内という制限があることが分かったため修正しました。

まだ結果の出ていない準々決勝の8選手は中国オープンのポイントを暫定的に準々決勝敗退の100ポイントとしましたので、これより増える可能性があり上位の順位が入れ替わる可能性はありますが、全員16位以上にいるため16位までの選手が変わることはありません。

このため、平野美宇は13位で無事に7月のT2ダイヤモンド大会に出場できそうです。

Total ハンガリーOP カタールOP 中国OP
1 王曼昱 663 SF 63 優勝 500 100
2 劉詩雯 463 SF 63 準優勝 300 100
3 陳夢 350 優勝 250 100
4 丁寧 300 SF 200 100
5 孫穎莎 256 QF 31 SF 200 R32 25
6 朱雨玲 225 準優勝 125 100
7 伊藤美誠 200 QF 100 100
8 陳幸同 181 QF 31 R16 50 100
9 馮天薇 158 R32 8 QF 100 R16 50
10 王芸迪 133 R32 8 QF 100 R32 25
11 鄭怡静 125 R32 25 100
12 何卓佳 108 R32 8 QF 100
13 平野美宇 100 R16 50 R16 50
14 陳羽思 91 R16 16 R32 25 R16 50
15 杜凱栞 83 R32 8 R16 50 R32 25
16 ポルカノバ 83 R32 8 R32 25 R16 50
17 スッチ 81 QF 31 予選 R16 50
18 顧玉婷 75 予選 R16 50 R32 25
19 ハン・イン 75 R16 50 R32 25
20 石川佳純 75 R32 25 R16 50
21 加藤美優 75 R16 50 R32 25
(メモ)「予選」は予選敗退のことで、この場合ポイント付きません。

石川佳純はもう1回勝って準々決勝まで進めば出場できるところでした。残念です。
準々決勝敗退が100ポイントなので他の日本選手も準々決勝まで進めばチャンスがありました。

[2019/6/4追記]
中国オープンが終了して正確な順位が出たので掲載します。
ポイントが同じ場合は、出場大会数(予選敗退の場合も含む)の多い順、それも同じ場合は世界ランキング順になるようです。
Total ハンガリーOP カタールOP 中国OP
1 王曼昱 863 SF 63 優勝 500 準優勝 300
2 陳夢 750 優勝 250 優勝 500
3 劉詩雯 463 SF 63 準優勝 300 QF 100
4 朱雨玲 325 準優勝 125 SF 200
5 丁寧 300 SF 200 QF 100
5 伊藤美誠 300 QF 100 SF 200
7 孫穎莎 256 QF 31 SF 200 R32 25
8 陳幸同 181 QF 31 R16 50 QF 100
9 馮天薇 158 R32 8 QF 100 R16 50
10 王芸迪 133 R32 8 QF 100 R32 25
11 鄭怡静 125 R32 25 QF 100
12 何卓佳 108 R32 8 QF 100 予選
13 平野美宇 100 R16 50 R16 50
14 陳羽思 91 R16 16 R32 25 R16 50
15 杜凱栞 83 R32 8 R16 50 R32 25
15 ポルカノバ 83 R32 8 R32 25 R16 50
17 スッチ 81 QF 31 予選 R16 50
18 顧玉婷 75 予選 R16 50 R32 25
18 ハン・イン 75 R16 50 R32 25
18 石川佳純 75 R32 25 R16 50
18 加藤美優 75 R16 50 R32 25

[2019/7/15追記]ボルが故障のためキャンセルしフランスのゴジが繰り上がりで出場できることになりました。

2019年5月26日日曜日

【卓球】中国オープンを皮切りにワールドツアー5大会+T2ダイヤモンドの6連戦が始まる(5/30~7/21)

 今週の木曜日(予選は5/28(火曜))からワールドツアープラチナの中国オープンが始まります。
約2か月ぶりのワールドツアーですが、この中国オープンから約2か月の間にワールドツアー2大会とワールドツアープラチナ3大会がありその締めくくりにT2ダイヤモンド大会が行われます。

5/28-6/2: 中国オープン(ワールドツアープラチナ)
6/4-9: 香港オープン(ワールドツアー)
6/12-16: ジャパンオープン(ワールドツアープラチナ)
7/2-7: 韓国オープン(ワールドツアー)
7/9-14: オーストラリアオープン(ワールドツアープラチナ)
7/18-21: T2ダイヤモンド大会(マレーシア)

これらの大会が終わると、ワールドツアープラチナが年間6大会中4大会、通常のワールドツアーが年間6大会中3大会と年間の半分以上のワールドツアー/プラチナが終わったことになります。そのため、東京オリンピック代表を目指す選手にとってはこの連戦が代表レース前半の山場になります。

また、年間のランキングポイントの積算(「東京オリンピック代表への道」を参照)もこの期間は大きく動いていくと思います。

中国オープンの詳細についてはこちらをご覧ください。
ワールドツアーについての解説はこちらをご覧ください。
T2ダイヤモンド大会についてはこちらをご覧ください。

2019年3月29日金曜日

早田ひなが予選、石川佳純が1回戦で敗退 - 卓球のカタールオープン始まる

 卓球のワールドツアープラチナ大会のカタールオープンの本戦が3月28日から始まった。

今年に入って日本選手の出場する大きな大会がなかったが、このカタールオープンから、アジアカップ世界選手権、中国オープンと連続し、東京オリンピック出場に向けたランキングポイント争いも本格化する。

しかし、今大会は先週のオマーンオープンで優勝した早田ひなが予選で敗れ、第2シードの石川佳純も1回戦で敗退するなど波乱が起きている。そして予選から出場した日本選手22名のうち本戦に進めたのは5名で、さらにそのうち4名が本戦の1回戦で日本選手と当たるなど、いつになく日本選手にとって厳しい大会となっている。

カタールオープンの概要、出場選手、ライブ配信の視聴方法はこちらをご覧ください。
また、各種目の日本選手の試合結果とトーナメント表は以下のリンクをクリックしてご覧ください。
女子シングルス 
男子シングルス 
女子ダブルス 
男子ダブルス 
混合ダブルス 

2018年11月12日月曜日

伊藤美誠/早田ひな、大島祐哉/森薗政崇がともにダブルスで優勝 - 2018オーストリアオープン

11/11に今年のワールドツアー最終戦のオーストリアオープンの最終日に、女子ダブルスで伊藤美誠/早田ひなペアが中国の陳幸同/孫穎莎ペアを圧倒してストレートで破り優勝した。また、男子ダブルスで大島祐哉/森薗政崇ペアも韓国の李尚洙/鄭栄植ペアを下して優勝した。
なお、シングルスの決勝は男女ともに中国勢の対戦となった。


決勝戦のスコアは次のとおり。
<女子ダブルス> 伊藤美誠/早田ひな vs 陳幸同/孫穎莎   3-0 (11-6,11-7,11-8)
<男子ダブルス> 大島祐哉/森薗政崇 vs 李尚洙/鄭栄植   3-1 (12-10,11-9,3-11,11-4)
<女子シングルス> 陳夢 vs 王曼昱      4-0 (11-8,11-9,11-4,11-7)
<男子シングルス> 梁靖崑 vs 許昕      4-3(11-5,4-11,11-6,9-11,13-11,11-13,11-2)


(試合のビデオ)
1. 女子ダブルス決勝

2018年11月11日日曜日

ワールドツアー、今年最終戦を飾れるか?伊藤美誠/早田ひな、大島祐哉/森薗政崇の両ペアが今日決勝

今年のワールドツアーおよびワールドツアープラチナ12戦の最終であるオーストリアオープンが今日11月11日に最終日を迎える。

最終日には男子と女子のダブルスの決勝、および男子と女子のシングルスの決勝の4試合が行われる。

シングルスでは日本選手は昨日までに敗退し、決勝まで進めず中国選手同士の試合になっているが、ダブルスでは男女共に日本選手が決勝に進んでいる。

今日の決勝では伊藤美誠/早田ひなペアが中国の陳幸同(チェンシントン)/孫穎莎(スンインシャ)ペアと対戦する。男子ダブルス決勝では大島祐哉/森薗政崇ペアが韓国の李尚洙(イサンス)/鄭栄植(チョンヨンシク)ペアと対戦する。

最終日は以下のスケジュールで行われる。

女子ダブルス:伊藤美誠/早田ひな vs 陳幸同/孫穎莎   日本時間21:00
男子シングルス:許昕(中国) VS 梁靖崑(中国)                 日本時間21:50
女子シングルス:陳夢(中国) VS 王曼昱(中国)                 日本時間22:50
男子ダブルス:大島祐哉/森薗政崇 vs 李尚洙/鄭栄植        日本時間23:50

試合のインターネットでのライブ配信はYouTubeのテレビ東京卓球チャンネルで行われます。ライブ配信の視聴方法についてはこちらをご覧ください。
オーストリアオープンの概要についてはこちらをご覧ください。

(おまけ)この映像を視て、みまひなを応援しよう!!


2018年11月5日月曜日

伊藤美誠に敗れた劉詩雯のコメントを含むITTFニュース

ITTF(国際卓球連盟)ニュースで伊藤美誠の劉詩雯戦での勝利を報じるニュースで劉詩雯のコメントが載っていたので簡単に訳してみました(よくわからないところは誤魔化してます。あしからず)丁寧との対戦の記事はほかの内容も含まれ丁寧のコメントもなかったので取り上げませんでした、

西海岸での成功が東海岸でも繰り返された - 伊藤美誠がまたも劉詩雯を破る


2018/11/03
5月初めにスウェーデンの西海岸のハルムスタッドで行われた世界選手権決勝での予想外の成功が、今度は約5か月後にスウェーデンの東海岸でまた繰り返された。

2018スウェーデンオープンの女子シングルス準々決勝で第7シードの伊藤美誠が、第5ゲームでマッチポイントを1回凌いだあと第2シードの中国の劉詩雯を7ゲームで逆転で破った(12-10, 7-11, 7-11, 5-11, 13-11, 11-7, 11-8)。
伊藤美誠は劉詩雯を倒しに戻って来た(写真:Ireneusz Kanabrodzki)

ハルムスタッドでは逆転負けを期しているだけに、劉詩雯のプレーはナーバスで何かを起こるんじゃないかと心配げだった。それが、第1ゲームの最後に現れた。ラリーでは問題がなかったものの、最初のバックハンド・アタックをしようとしたときにミスが出てしまった。

劉詩雯は8-10とリードを許し、10-10にしたものの、伊藤美誠のバックハンド側を狙ったサーブが長すぎた。これで伊藤のチャンスとなり、伊藤がこれをものにした。

劉詩雯はすぐに第2ゲームと第3ゲームを取り、徐々にプレーにも自信がでて、落ち着きを取り戻してきた。2-1とリードし、第4ゲームで、劉詩雯が最初から3ポイントを連取すると、伊藤美誠は、たぶん劉詩雯が主導権を握っていると感じたのだろう、タイムアウトをコールした。その不安は当たり、そのゲームを劉詩雯が取りゲームカウントが3-1となった。

劉詩雯の勝利が近づいていると誰もが思ったが、伊藤美誠は違うことを考えていた。あくまで自分を信じ切っていた。第5ゲームで伊藤は10-9とリードしたが、10-11とされた後マッチポイントをしのいでこのゲームをものにした。第1ゲーム同様、劉詩雯は大事なポイントで躊躇して決めきれなかった。

これで、伊藤美誠は気を良くし、第6ゲームを5-1とリードした伊藤はもう前だけを見ていて、第7ゲームを見据えていた。いいスタートを切ることが必須だが、劉詩雯が5-4とリードしてエンドを変わるまではどちらも主導権を握れていなかった。どちらの選手もサーブが正確だが、伊藤美誠が同点に追いつき7-6とリードしたところで劉詩雯がタイムアウトを取った。タイムアウトは伊藤美誠に有利に働き、タイムアウト後の3ポイントを伊藤が取り4回のマッチポイントを握り、3回目で勝利を決めた。

「スコアのことはまったく考えませんでした。1ポイントずつ取り、
1ステップずつ進むようにし、自分自身を信じました」伊藤美誠

西海岸で成し遂げたことが東海岸で再び成し遂げられた。いままで成し遂げた人はほとんどいいない。それを伊藤美誠が成し遂げた。中国のトップ選手に2回連続で勝利した。

「伊藤はいい選手です。3-1とリードしたときに集中できませんでした。
特に第5ゲームと第6ゲームでは集中力を失ってしまいました。伊藤は、
サービスを変えて来て、チャンスが広がりました」劉詩雯

伊藤美誠は今日の午後に行われる準決勝で丁寧と対戦する。

(イアン・マーシャル, 記者)

元のITTF Newsの記事はこちらをご覧ください。
なお、2018スウェーデンオープンの女子シングルスの詳細についてはこちらをご覧ください。


2018年11月4日日曜日

伊藤美誠が劉詩雯、丁寧を破り決勝進出 - 2018スウェーデンオープン

 卓球のスウェーデンオープン、11/3の第3日に行われた女子シングルスで伊藤美誠の快進撃が止まらない。

前日の2回戦でシンガポールの馮天薇をゲームカウント2-3からの逆転で破り、この日の準々決勝では中国のトップ選手の劉詩雯をゲームカウント1-3から逆転、準決勝でも世界ランキング2位でリオオリンピック金メダルの丁寧を0-2から逆転と中国の大黒柱の2選手を倒し翌日の決勝に進んだ。伊藤は、今年の世界選手権(団体戦)の決勝でも劉詩雯に勝っていて2連勝だが、伊藤が勝つまで劉詩雯は日本選手に37連勝していた。伊藤は、最初のやられているがいったんはまるとその変幻自在の卓球に劉詩雯も丁寧も対応できなかった。

<準々決勝>
伊藤美誠 vs 劉詩雯(中国)             4-3 (12-10,7-11,7-11,5-11,13-11,11-4,11-8)

<準決勝>

伊藤美誠 vs 丁寧                           4-2 (3-11, 7-11, 12-10, 11-6, 11-9, 11-8)

決勝ではやはり中国の朱雨玲と対戦する。朱雨玲は現在世界ランキング1位である。
なお、伊藤は1回戦でも中国の中堅選手を倒しており、決勝で朱雨玲に勝つと1大会で4人の中国選手を倒すことになる。

2018スウェーデンオープンの女子シングルスの試合結果やトーナメント表はこちらをご覧ください。

2018年8月27日月曜日

石川佳純がチェコオープンで優勝

卓球のワールドツアー第5戦のチェコオープンは8月26日の最終日に男子と女子のシングルス、男子と女子のダブルスの決勝が行われた。

女子シングルスでは、石川佳純が準々決勝で伊藤美誠を破った中国の文佳(ウェン・ジャ)と優勝をかけて対戦した。

石川は文佳とゲームを取り合ってゲームカウント2-2になった後、2ゲームを連取し優勝を決めた。石川は今年3月のワールドツアープラチナのドイツオープンに続き、ワールドツアー2勝目になる。また、ランキングポイントに加算されている昨年8月のブルガリアオープン優勝の1800ポイントが今月に無効になるが、それに代わる1800ポイントをこの優勝で獲得したため、来月9月の世界ランキングでも同じランキングポイントを維持できる。
また、石川佳純は、9月末のワールドカップに出場する。昨年は1回戦敗退だったが、今年は気力実力ともに充実しており上位を期待できそうだ。

女子シングルス決勝の結果:

石川佳純 vs 文佳        4-2 (8-11, 11-8, 11-4, 7-11, 11-6, 13-11)

2018チェコオープン女子シングルスの結果とトーナメント表はこちらをご覧ください。
8月の世界ランキングについてはこちらをご覧ください。
2018のチェコオープンの概要についてはこちらをご覧ください。

2018年8月26日日曜日

石川佳純の優勝なるか、チェコオープン

卓球のワールドツアーのチェコオープンは8月26日(日)に最終日を迎え、男子と女子のシングルスの決勝、男子と女子のダブルスの決勝の4試合が行われる。

女子シングルスの決勝には、昨日の準決勝で芝田沙紀との日本選手同士の対決を征した石川佳純が、中国の文佳(ウェン・ジャ)と対戦する。文佳は昨日の準々決勝で伊藤美誠を4-3で倒している。

本日のチェコオープンのスケジュールは次のとおり。

女子ダブルス決勝:
 劉高陽/張瑞(中国) vs 曾尖/SUN Jiayi      12:00(日本時間19:00) 
 *曾尖(シンガポール)/SUN Jiayi(クロアチア) 
男子ダブルス決勝:
 フランツィスカ/グロート vs カールソン/ファルク(SWE)  12:50(日本時間19:50)
 *フランツィスカ(ドイツ)、グロート(デンマーク)、SWE=スウェーデン
女子シングルス:
 石川佳純 vs 文佳           13:40(日本時間20:40)
男子シングルス:
 鄭培鋒 vs フレイタス(ポルトガル)         14:40(日本時間21:40)

ライブ配信はYoutubeのテレビ東京卓球チャンネルで行われます。

2018チェコオープンの概要とライブ配信は視聴方法についてはこちらをご覧ください。
2018チェコオープン女子シングルスの結果とトーナメント表についてはこちらをご覧ください。

2018年8月24日金曜日

ダブルスは3ペアとも1回戦勝利で2回戦に - 卓球 チェコオープン

8月23日から本戦が始まった卓球のワールドツアーのチェコオープンの1日目に男子と女子のダブルスの1回戦が行われた。
日本の3ペアは順当に勝ち、8月24日に行われる準々決勝に駒を進めた。
この準々決勝に勝った場合、現地時間の同日午後に行われる準決勝を戦う。
決勝は、最終日の8月26日(日曜)に行われる。

<女子ダブルス結果>
平野/早田 vs ノスコワ/ポルカノバ*   3-0 (12-10, 11-4, 11-7)
石川/伊藤 vs ロイエット/GUISNEL(フランス) 3-0 (11-6, 14-12, 11-2)
<男子ダブルス結果>
張本智和/木造勇人 vs フランツィスカ/グロート*  8/24 10:40(日本時間17:40) T1

*=国の異なる選手の組んだ国際ペア

準々決勝には次のスケジュールで行われる。
平野美宇/早田ひな vs 陳可/王芸迪(中国)            10:00(日本時間17:00) T1
石川佳純伊藤美誠 vs サマラ/スッチ(ルーマニア)  10:00(日本時間17:00) T4
張本智和/木造勇人 vs フランツィスカ/グロート   10:40(日本時間17:40) T1

陳可/王芸迪ペアは先週、石川/伊藤ペアが破った相手なのでみうひなペアも絶対勝ってほしいです。

準決勝は女子は日本時間の18:40、男子は19:20ごろに開始される予定です。

2018チェコオープン女子ダブルスの概要とトーナメント表はこちらをご覧ください。
2018チェコオープン男子ダブルスの概要とトーナメント表はこちらをご覧ください。
2018チェコオープンの概要とライブ配信の視聴方法はこちらをご覧ください。




2018年8月23日木曜日

卓球 ワールドツアー チェコオープン 本戦が開始 伊藤と張本が2連覇狙う

卓球のワールドツアー第5戦の2018チェコオープンの本戦が8月23日からチェコのオロモウツで始まりました。今大会で行われる競技は次のとおりです。今大会では、混合ダブルスはありません。なお、本戦に先立って、男女シングルスの予選、男女ダブルスの予選、およびU21の大会が8/21(火)から行われました。

  • 男子・女子シングルス
  • 男子・女子ダブルス
  • U21男子・女子シングルス
今回は、アジア競技大会との日程の重複もあり、アジア各国のトップ選手の参加がありません。このため、日本とヨーロッパのトップ選手と中国若手の対戦となっていて、日本選手は優勝や上位進出を狙えます。
また、昨年8月のチェコオープンでは伊藤美誠と張本智和が優勝しており、二人とも出場しているので、二人とも連覇を狙っています。



2018年8月19日日曜日

松平健太が張本を破って決勝へ、佐藤は粘るも準決勝で敗退 卓球 ブルガリアオープン

卓球の2018ワールドツアーのブルガリアオープン3日目の8月18日は、男子と女子のシングルスの準々決勝と準決勝が行われた。

松平が張本を破り決勝進出

男子シングルスは本戦3日目に日本の3選手が出る準々決勝と準決勝が行われた。
準々決勝では、松平健太は前日の2回戦でオフチャロフを破った中国の鄭培鋒と対戦しゲームオール(11-6,7-11,13-11,11-9,10-13,7-11,11-3)で勝った。張本智和は生きるレジェンド、ベラルーシのサムソノフと対戦し、途中まったく手が出ない状況となったが、タイムアウトで立て直し一気に勝負を決めた(11-4,11-8,9-11,3-11,11-6,11-5)。丹羽孝希は中国の許昕と対戦したが丹羽が悪かったのか許昕が良かったのか一方的な試合で敗退した(1-11,6-11,9-11,7-11)。
夜に行われた準決勝は松平健太と張本智和の対戦となり、松平が準々決勝の好調さを維持して張本に調子を出させず押し切った(11-5,11-6,9-11,6-11,11-7,11-6)。もう一方の準決勝は許昕と馬特とこちらも同国同士の対戦となり許昕が馬特を退けた(11-9,11-8,11-2,11-8)。


平野、石川は準々決勝で中国選手に敗れる(8/18)

平野美宇と石川佳純は大会3日目の8月18日に行われた準々決勝で敗れた。
平野美宇の相手は若手の劉高陽で平野美宇は約5年にジュニアの大会で敗れていて2戦2勝だが、シニアの大会にはなかなか出場しないのでしばらく対戦はなかった。劉高陽は1回戦の加藤美優とはゲームオール、2回戦のリ・シャン戦でも4-2と苦労して勝っているので、今回調子が良さそうな平野美宇には十分勝ち目はあると思っていたが、いいショットがあるものの精度が上がらずミスが連続していつものように首をかしげる場面が連続し、自分のペースが掴めないまま1-4で終わってしまった。丁寧との対戦でも迷いのなかった先月のオーストラリア戦の方がよかったように思う。コーチも変わって、ここ1年の迷いを吹っ切れたかと思ったが、なかなかのようだ。
石川佳純はその丁寧と対戦した。最近の石川は中国選手相手でも打ち負けなくなった。先月のオーストラリアオープンでも丁寧と対戦し、負けはしたものの打ち負けていなかった。今回も、丁寧との打ち合いをたびたび制し1ゲーム目を幸先よく11-8で奪った。2ゲーム目は石川が5-3とリードの場面で丁寧がサーブの高さでフォルトを取られ6-3となった。1ゲーム目ですでに注意されていたためだが、今大会では石川や馬龍も1回戦でこれに集中力を切らされた。丁寧は気持ちを整えるのに時間がかかり、石川が馬場コーチのもとに行く場面もあったが、結果として丁寧への声援と拍手が増え丁寧を勇気づけることになった。丁寧はこのゲームを12-10と逆転し、次のゲームは石川が11-7で取ったが、その後丁寧が11-4、11-8、11-7で取り、石川は逆転で負けた。


佐藤は粘りの善戦およばず決勝進出を逃す(8/18)

男女の準々決勝終了後に準決勝が行われ、前日の準々決勝で準決勝進出を決めていた佐藤瞳が中国の王芸迪と対戦した。
佐藤瞳は驚異の粘りで1、2ゲーム目を11-7、11-9と奪い勝利が期待されたが、王芸迪が慣れたのか、佐藤のミスも増え始め3ゲーム以降、7-11、4-11、10-12、6-11とストレートで奪われ逆転で負けてしまった。
もう1つの準決勝では、丁寧が同じ中国の劉高陽を4-1(11-3,11-4,10-12,12-10,11-4)で下している。


最終日(8/19)のスケジュール

女子ダブルス決勝:石川佳純/伊藤美誠 vs 劉高陽/張瑞(中国)   19:00
男子ダブルス決勝:大島祐哉/森薗政崇 vs 馬龍/許昕(中国)      19:40
女子シングルス決勝:丁寧(中国) vs 王芸迪(中国)   20:20
男子シングルス決勝:松平健太 vs 許昕(中国)        21:10

時間は日本時間。前の試合の進み具合で開始時間は前後します。
試合のライブ配信はYoutubeのテレビ東京卓球チャンネルで視聴できます。

なお詳細は以下の各ページへのリンクをクリックしてください。


2018年8月18日土曜日

丹羽、張本、松平が準々決勝に進出 卓球 ブルガリアオープン

卓の2018ワールドツアーのブルガリアオープン本戦2日目、男子シングルスの2回戦では丹羽孝希、張本智和、松平健太の3選手が勝ちベスト8に残った。
丹羽はスウェーデンのファルク(マティアス・カールソン)に4-2で、張本はフランスのルベッソンに4-1、松平はカザフスタンのゲラシメンコに4-2で勝った。大島祐哉は第2シードの中国の許昕相手にゲームカウント3-2とリードしたが最後2ゲームをどちらも8-11で取られ逆転負けした。森薗政崇は、オーストリアのハベソーンの2-4で敗れた。

準々決勝と準決勝は3日目の8月18日に行われる。
準々決勝では、丹羽は許昕と、張本はサムソノフ(ベラルーシ)と、松平は2回戦でオフチャロフを倒した中国の鄭培鋒と対戦する。

準々決勝のスケジュールは以下の通り。
松平健太 vs 鄭培鋒    日本時間 17:40
丹羽孝希 vs許昕              日本時間 20:40
張本 vs サムソノフ          日本時間 19:00

ライブ配信はテレビ東京卓球チャンネルで視聴できる。

2018ブルガリアオープン男子シングルスの概要とトーナメント表はこちらをご覧ください。




平野、石川、佐藤がベスト8に進出、佐藤瞳はすでに準決勝決定 ブルガリアオープン

平野、石川、佐藤がベスト8に進出

 卓球ワールドツアーのブルガリアオープン本戦2日目に行われた女子シングルス2回戦では、平野美宇、石川佳純、佐藤瞳が勝ってベスト8に残り準々決勝に駒を進めた。平野の相手は1回戦でエクホルムを4-2で倒したドイツのミッテルハムだったが4-0(11-2,11-2,11-4,11-4)とあっけない試合だった。石川は今年のヨーロッパチャンピオンのルーマニアのスッチとの対戦だった。4-1で勝ったが、途中審判とエッジかサイドかで揉め、対戦相手のスッチとも変な雰囲気になり後味の悪い試合となった。佐藤はダブルスのペアリング相手で同じミキハウスの橋本帆乃香とのカットマン同士の対戦となり促進ルールが適用されたがストレートで実力差を示した。
準々決勝は佐藤はすでに行われたが、平野と石川の試合は試合は3日目(8/18)に行われる。石川佳純は丁寧と平野美宇は劉高陽とそれぞれ中国勢と対戦する。

佐藤瞳は一足先に準決勝に駒を進める

 本戦2日目は女子と男子のシングルス2回戦が終了し、男女のベスト8が出揃った。女子シングルスの準々決勝は、平野美宇と石川佳純の2試合は3日目に行われるが、佐藤瞳の試合ともう1試合の2試合は2日の最後に行われた。
佐藤はハンガリーのポータとの対戦となったが4-0(11-9,11-5,11-5,11-7)とストレートで勝ち、翌日の準決勝に進んだ。準決勝は今大会のU21に優勝し、1回戦で伊藤美誠を倒した王芸迪との対戦となるが、今回は好調のようなので是非頑張ってほしい。

なお、3日目からの試合はテレビ東京卓球チャンネルでライブ配信がある。

2018ブルガリアオープン女子シングルスの概要とトーナメント表はこちらをご覧ください。
2018ブルガリアオープンの概要とライブ配信の視聴方法はこちらをご覧ください。




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