2018年3月26日月曜日

ドイツオープンが終わっての世界ランキングを予測してみた(女子)

 日曜(3/25)に2018ドイツオープンが終わりました。石川佳純、みまひな、芝田沙季の優勝があり、みなさんエンジョイされたかと思います。

 そして、今週はスペインオープン(チャレンジシリーズ)、来週はスロベニアオープン(チャレンジシリーズ)と4/6からアジアカップが始まります。今月の大会でポイントが高いのはカタールオープンとドイツオープンで世界ランキング上位の選手はこれらの大会を中心に参加しています。

 4月の世界ランキングにはカタールオープンとドイツオープン(スペインオープンはたぶん4月の試合結果になる)の結果が影響するわけです。前回、カタールオープン終了後のランキングポイントと順位をシミュレーションしましたが、今回はその続きで今回のドイツオープンが終了した時点の上位選手のポイントとランキングをシミュレーションしてみたいと思います。実質、これが4月の世界ランキングになると思います。


まず、前回シミュレーションしたカタールオープン終了後の世界ランキングとランキングポイントは以下のようになります。便宜上、3月の世界ランキング20位までを記載します。


カタール後ランキング 3月ランキング 選手名 現ポイント 加算大会数 最低ポイント
1 2 陳夢 16395 8 1620
2 1 朱雨玲 16185 8 1440
3 3 石川佳純 14100 8 1575
4 7 王曼昱 13974 8 1575
5 4 馮天薇 13970 8 1260
6 6 平野美宇 13808 8 1440
7 5 伊藤美誠 13005 8 1350
8 9 陳幸同 12462 8 1125
9 8 鄭怡静 12150 8 1080
10 20 劉詩雯 12029 7 0
11 14 丁寧 11994 7 0
12 10 陳思羽 11175 8 1125
13 13 李皓晴 11110 8 990
14 16 佐藤瞳 11109 8 1080
15 11 杜凱栞 11049 8 1080
16 12 早田ひな 11025 8 1260
17 17 加藤美優 10575 8 1080
18 15 徐孝元 10339 8 630
19 18 リ・ジエ 9935 8 57
20 19 森さくら 9789 8 1080
ここで、「加算大会数」とは現在のランキングポイントの計算に使用されている大会数です。ランキングポイントには最大8大会のポイントしか加算できません。また、最低ポイントは現在のランキングポイントに加算されているポイントの内で最も低い大会のポイントです。つまり、最低ポイントより高いポイントを獲得した場合は加算するポイントが最低ポイントと交換になり、その差が増加します。加算大会数が「8」に達していない場合は獲得ポイントがそのまま加算されます。また、「現ポイント」はカタールオープン終了時のシミュレーションしたランキングポイントです。
ランキングポイントの計算方法の詳細はこちらで説明しています。)

次に、ここにドイツオープンの試合結果、獲得ポイント、変更後の新ポイントをまとめてみます。

現ランキング 3月ランキング 選手名 現ポイント 加算大会数 最低ポイント 最終結果 獲得ポイント 新ポイント
1 2 陳夢 16395 8 1620 16395
2 1 朱雨玲 16185 8 1440 16185
3 3 石川佳純 14100 8 1575 優勝 2250 14775
4 7 王曼昱 13974 8 1575 13974
5 4 馮天薇 13970 8 1260 準決勝 1800 14514
6 6 平野美宇 13808 8 1440 2回戦 1350 13808
7 5 伊藤美誠 13005 8 1350 2回戦 1350 13005
8 9 陳幸同 12462 8 1125 2回戦 1350 12687
9 8 鄭怡静 12150 8 1080 準決勝 1800 12870
10 20 劉詩雯 12029 7 0 12029
11 14 丁寧 11994 7 0 11994
12 10 陳思羽 11175 8 1125 1回戦* 563 11175
13 13 李皓晴 11110 8 990 1回戦* 563 11110
14 16 佐藤瞳 11109 8 1080 1回戦 1239 11268
15 11 杜凱栞 11049 8 1080 1回戦* 563 11049
16 12 早田ひな 11025 8 1260 1回戦* 563 11025
17 17 加藤美優 10575 8 1080 1回戦: 563 10575
18 15 徐孝元 10339 8 630 準優勝 2025 11734
19 18 リ・ジエ 9935 8 57 1回戦* 563 10441
20 19 森さくら 9789 8 1080 1回戦* 563 9789
(「1回戦*」はシード選手の1回戦敗退を示します。この場合獲得ポイントは通常の1回戦敗退の1125ポイントの半分になります。「現ランキング」はシミュレーションしたカタールオープン終了後のランキングです。)

ドイツオープン後の新ランキングポイントで並び替えると以下のようになります。

新ランキング 3月ランキング 選手名 新ポイント 最終結果 獲得ポイント
1 2 陳夢 16395
2 1 朱雨玲 16185
3 3 石川佳純 14775 優勝 2250
4 4 馮天薇 14510 準決勝 1800
5 7 王曼昱 13974
6 6 平野美宇 13808 2回戦 1350
7 5 伊藤美誠 13005 2回戦 1350
8 8 鄭怡静 12870 準決勝 1800
9 9 陳幸同 12687 2回戦 1350
10 20 劉詩雯 12029
11 14 丁寧 11994
12 15 徐孝元 11734 準優勝 2025
13 16 佐藤瞳 11268 1回戦 1239
14 10 陳思羽 11175 1回戦* 563
15 13 李皓晴 11110 1回戦* 563
16 11 杜凱栞 11049 1回戦* 563
17 12 早田ひな 11025 1回戦* 563
18 17 加藤美優 10575 1回戦: 563
19 18 リ・ジエ 10441 1回戦* 563
20 19 森さくら 9789 1回戦* 563
また、15位辺りまで4月の世界ランキングでも上のようになりますが、20位近くは20位より下から上がってくる選手がいる可能性があるため変わるかもしれません。

例えば、中国の孫穎莎は3月の世界ランキングでは34位で7785ポイントです。孫穎莎は、カタールオープンとドイツオープンでどちらも予選グループで2勝して本戦に進出して準々決勝で敗退しているので、それぞれ1689ポイントを獲得していますので、これを加算しますが、孫穎莎の現ランキングポイントは4大会の合計のポイントなので、今月の2大会のポイントをそのまま加算できます。そのため、4月頭のポイントは11163ポイントとなり15位辺りに上がってくる計算になります。

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