2018年11月24日土曜日

2019年新ポイントシステムで平野美宇、石川佳純、伊藤美誠の11月のポイントを計算してみた

ITTF(国際卓球連盟)から2019年世界ランキングの新基準が発表されました。
この新基準には2019年1月発表の世界ランキングから適用されます。

この基準には、ランキングの順位を決めるランキングポイントを決定するランキングポイントシステムも含まれていますが、主に以下の点が現行のシステムから変更されています。

  1. 優勝/準優勝/準決勝敗退/準々決勝敗退の場合の獲得ポイントの差が優勝ポイントの10%ずつだったが、優勝と準優勝は20%、準優勝/準決勝敗退/準々決勝敗退の間は15%となった。
  2. 上記の影響でベスト32から始まる場合の1回戦での敗退のポイントが優勝ポイントの50%から30%に引き下げられた。
  3. 1回戦敗退のポイントが下がったため、シード選手が1回戦で敗退した場合に通常の1回戦敗退のポイントしか獲得できないルールを廃止した。
  4. ワールドカップ(男子・女子・チーム)、グランドファイナル、大陸選手権/カップ戦(アジア選手権やアジアカップなど)での獲得ポイントの有効期間が12か月から、次の同じ大会までに変更された。

詳細な説明はホームぺージでの「変更点のまとめと解説」を読んでいただきたいが、ここでは11月の世界ランキングでトップ10に入っている石川佳純、平野美宇、伊藤美誠の日本の3選手のランキングポイントが、この新しいランキングポイントシステムでどのようになるかシミュレーションしてみた。

結果は次のとおり。

大会名 石川結果 2018 2019 平野
結果
2018 2019 伊藤結果 2018 2019
2017年4月/
2017アジア選手権
優勝 1800 1800 4回戦(R16) 1080 720
2017年6月/
2017世界選手権
準々決勝 2100 1500 準決勝 2400 1950 4回戦(R16) 1800 1200
2017年11月/
ドイツOP(WTP)
準決勝 1800 1465 1回戦 563 675 準々決勝 1575 1125
2017年11月/
スウェーデンOP(WT)
準決勝 1440 1170 1回戦 450 540 1回戦 450 540
2017年12月/
グランドファイナル
準々決勝 1785 1275 1回戦(R16) 1530 1020 準々決勝 1785 1275
2018年2月/
チームワールドカップ
5勝 1500 1250 0勝 0 0 1勝 300 250
2018年3月/
カタールOP(WTP)
準決勝 1800 1465 準々決勝 1575 1125 1回戦 563 675
2018年3月/
ドイツOP(WTP)
優勝 2250 2250 2回戦 1350 900 2回戦 1350 900
2018年4月/
アジアカップ
3位 1554 1170 5位 1298 900
2018年4月/
2018世界選手権
7勝 1750 1750 6勝 1500 1500 8勝 2000 2000
2018年5月/
香港OP(WT)
1回戦 450 540 2回戦 1080 720 準決勝 1440 1170
2018年5月/
中国OP(WTP)
準々決勝 1575 1125 1回戦 563 675 準決勝 1800 1465
2018年6月/
ジャパンOP(WT)
準々決勝 1260 900 準々決勝 1260 900 優勝 1800 1800
2018年7月/
韓国(WTP)
準決勝 1800 1465 1回戦 563 675 準々決勝 1575 1125
2018年7月/
オーストラリアOP(WTP)
準決勝 1800 1465 準々決勝 1575 1125 準々決勝 1575 1125
2018年8月/
ブルガリアOP(WT)
準々決勝 1260 900 準々決勝 1260 900 1回戦 450 540
2018年8月/
チェコOP(WT)
優勝 1800 1800 準々決勝 1260 900 準々決勝 1260 900
2018年9月/
ワールドカップ
4位 1913 1530 準々決勝 1785 1275
ランキングポイント 15263 13225 13013 10575 13910 11160

赤字がランキングポイントに算入されているポイントです。ランキングポイントに算入されるポイントは最大8大会となっています(詳細な説明はこちら)。

2017年4月のアジア選手権のポイントは12か月が過ぎ無効になっていましたが、今回の改定で有効になるはずなので、これは平野美宇にとってのプラス材料ですが、準々決勝以下での敗退が多いためランキングポイントが大幅に減っています。

今回のランキングポイントシステムの変更では優勝ポイントはチャレンジシリーズを除き変わってないので、優勝の多い選手はポイント変動が少ないです。このため、上位にいる中国選手はポイント変動の幅が少ないと予想できます。

また、世界選手権団体戦の1勝のポイントが変わっていないため伊藤美誠の2000ポイントがそのままです。このポイントは2020年の世界選手権団体戦まで維持されるためオリンピック選考に効いてきます。これは、来年のワールドカップへの出場の見込みがほぼない伊藤にとってはポイント収集における大きなメリットになるはずです。

試しに、現在の11月の世界ランキングのTOP10のポイントを計算してみました。

順位 選手 現ポイント 新ポイント 減少幅
1 朱雨玲 16269 14925 1344
2 丁寧 15984 14790 1194
3 石川佳純 15263 13225 2038
4 陳夢 15014 13130 1884
5 王曼昱 14430 12615 1815
6 劉詩雯 13914 12655 1259
7 伊藤美誠 13910 11160 2750
8 鄭怡静 13231 10750 2481
9 平野美宇 13013 10575 2438
10 陳幸同 12594 9940 2654

5位の王曼昱と6位の劉詩雯のポイントが逆転していますが、順位には大きな影響はなさそうです。減少幅を見ると優勝や準優勝など上位で終わることの多い選手ほどポイントの減少幅は少ないようです。伊藤美誠は減少幅が大きいですが、11月はスウェーデンオープンで優勝し、優勝は新システムでもポイントの変更がないので影響はもっと少なくなると思います。

また、2019年1月に新基準が適用される時点で2018年以前に獲得したポイントも見直されるかという質問をいただきました。2018年1月の改訂でも2017年以前のレーティングポイントも消滅したので2018年に獲得したポイントも含めて見直されると思いますが、どうなるかは、2019年1月の世界ランキングが発表されてみないとわかりません。

ただ、上位で大会を終えている選手が有利なランキングポイントシステムになると言えそうです。

2018年11月23日金曜日

卓球 : レッドエルフ、早田ひなの2勝で勝利も首位奪えず、木下アビエルが首位で11月を終える - Tリーグ

卓球のTリーグは、女子は11月21日に11月の最後の試合が行われ、首位の木下アビエル神奈川と2位の日本生命レッドエルフが対戦した。

木下アビエル神奈川と日本生命レッドエルフは試合前は勝ち点の差が3で、日本生命レッドエルフが4勝0敗だと勝ち点4となり首位に立てる。

レッドエルフは第1マッチのダブルスで前回の木下アビエル神奈川戦で逆転負けを喫した中国ペアが雪辱を果たし(11-9, 11-4)、第2マッチのシングルスでは早田ひなが出足が悪く1ゲーム目こそ接戦になったが、1ゲーム目後半からどんどん波に乗り、対戦相手の浜本由惟も手が付けられないといった様子で、早田がストレート(15-13, 11-4, 11-5)で取った。

4勝0敗も見えてきたが、そのために越えなければならない石川佳純が満を持して第3マッチに登場してきた。日本生命レッドエルフはここで台湾の陳思羽(チンズーユウ)を出したが集中力を高めた石川に3-0(11-7, 11-4, 11-4)と圧倒されてしまった。これで勢いに乗った木下アビエル神奈川は第4マッチで長﨑美柚が中国の蒋慧(ジャンホイ)に3-1(11-9, 12-10, 9-11, 11-9)で勝って2勝2敗とした。

Tリーグのチームマッチは通常4マッチを行うが、2勝2敗となった場合はチームマッチの勝敗を決める1ゲームのみの決定戦(ビクトリーマッチ)が行われ、勝者チームは勝ち点3、敗者チームは勝ち点1となる。

ビクトリーマッチは、会場の期待どおり石川佳純と早田ひなのエース対決となった。おそらくおおかたの予測は実力で上回る石川が有利と見たと思うが、早田が第2マッチでの好調さを維持しポイントを先行し先に10-6でマッチポイントとした。ここで石川が日本のエースの維持を見せ4連続ポイントを取って10-10のデュースに持ち込んだ。しかし、最近の早田ひなはデュースからのゲームをことごく取っていて、このときも後で監督が「急にひらめいたんでしょう」というような意外性のあるサービスで12-10と試合を決めてしまった。ビクトリーマッチは1ゲームだけで勝敗が決まるため、このように実力より勢いが上回ることがあるのでおもしろい方式である。

早田ひなの活躍で貴重な勝利を上げたレッドエルフ
なお、現時点のTリーグ(女子)の順位表と対戦結果、試合動画へのリンクのまとめはこちらをご覧ください。

2018年11月12日月曜日

伊藤美誠/早田ひな、大島祐哉/森薗政崇がともにダブルスで優勝 - 2018オーストリアオープン

11/11に今年のワールドツアー最終戦のオーストリアオープンの最終日に、女子ダブルスで伊藤美誠/早田ひなペアが中国の陳幸同/孫穎莎ペアを圧倒してストレートで破り優勝した。また、男子ダブルスで大島祐哉/森薗政崇ペアも韓国の李尚洙/鄭栄植ペアを下して優勝した。
なお、シングルスの決勝は男女ともに中国勢の対戦となった。


決勝戦のスコアは次のとおり。
<女子ダブルス> 伊藤美誠/早田ひな vs 陳幸同/孫穎莎   3-0 (11-6,11-7,11-8)
<男子ダブルス> 大島祐哉/森薗政崇 vs 李尚洙/鄭栄植   3-1 (12-10,11-9,3-11,11-4)
<女子シングルス> 陳夢 vs 王曼昱      4-0 (11-8,11-9,11-4,11-7)
<男子シングルス> 梁靖崑 vs 許昕      4-3(11-5,4-11,11-6,9-11,13-11,11-13,11-2)


(試合のビデオ)
1. 女子ダブルス決勝

2018年11月11日日曜日

ワールドツアー、今年最終戦を飾れるか?伊藤美誠/早田ひな、大島祐哉/森薗政崇の両ペアが今日決勝

今年のワールドツアーおよびワールドツアープラチナ12戦の最終であるオーストリアオープンが今日11月11日に最終日を迎える。

最終日には男子と女子のダブルスの決勝、および男子と女子のシングルスの決勝の4試合が行われる。

シングルスでは日本選手は昨日までに敗退し、決勝まで進めず中国選手同士の試合になっているが、ダブルスでは男女共に日本選手が決勝に進んでいる。

今日の決勝では伊藤美誠/早田ひなペアが中国の陳幸同(チェンシントン)/孫穎莎(スンインシャ)ペアと対戦する。男子ダブルス決勝では大島祐哉/森薗政崇ペアが韓国の李尚洙(イサンス)/鄭栄植(チョンヨンシク)ペアと対戦する。

最終日は以下のスケジュールで行われる。

女子ダブルス:伊藤美誠/早田ひな vs 陳幸同/孫穎莎   日本時間21:00
男子シングルス:許昕(中国) VS 梁靖崑(中国)                 日本時間21:50
女子シングルス:陳夢(中国) VS 王曼昱(中国)                 日本時間22:50
男子ダブルス:大島祐哉/森薗政崇 vs 李尚洙/鄭栄植        日本時間23:50

試合のインターネットでのライブ配信はYouTubeのテレビ東京卓球チャンネルで行われます。ライブ配信の視聴方法についてはこちらをご覧ください。
オーストリアオープンの概要についてはこちらをご覧ください。

(おまけ)この映像を視て、みまひなを応援しよう!!


2018年11月5日月曜日

伊藤美誠が世界ランキング1位の朱雨玲を圧倒して優勝 - 2018スウェーデンオープン

11月4日に行われた2018スウェーデンオープンの最終日の女子シングルスで、伊藤美誠が中国の朱雨玲を倒して優勝した。伊藤美誠の今年のワールドツアー優勝は6月のジャパンオープンに続いて2度目。

伊藤美誠は前日の準々決勝と準決勝でそれぞれ中国の劉詩雯(リュウシウェン)と丁寧を逆転で破っている。決勝では現在世界ランキング1位の中国の朱雨玲と対戦したが、まったく朱雨玲を寄せ付けず圧倒し、30分もかからずストレートで勝って優勝を決めた。

なお、今大会、伊藤は1回戦でも中国の張薔に勝っており、1つの大会で4人の中国選手を倒したことになる。また、2回戦で逆転で勝ったシンガポールの馮天薇(フォン・ティアンウェイ)も中国からの帰化選手で今年前半は世界ランキングトップ10の上位にいた選手だ。ちなみに、伊藤美誠は発表されたばかりの11月の世界ランキングで7位、丁寧は2位、劉詩雯は6位である。

ITTFニュースの最終日のまとめ記事に伊藤美誠に関する記述があるので、その部分のみ引用する。

逆転は必要なかった、伊藤は容易に優勝をものにした


伊藤美誠は今回のスウェーデンオープンで信じられない逆転劇を何度も成功させてきた。しかし、最後の難関である女子シングルス決勝では、逆転は必要なかった。




非常に高度なレベルの卓球を展開した伊藤美誠は、中国の朱雨玲をすべての項目で上回り、世界ランキング1位をストレートゲーム(11-3, 11-3, 11-5, 11-8)で倒し、このカテゴリでの6個目の金メダルを手にした。

伊藤美誠はスウェーデンの地での中国選手との対戦を楽しんでいるようだ。このストックホルムでのスウェーデンオープンの優勝までに中国3選手*を倒し、ハルムスタッドの2018世界選手権団体戦でも中国の劉詩雯に対して成功を納めている。

「最初の入りを集中して入りました。そしたら、1ゲーム目、2ゲーム目と
私の卓球ができて、いい球もたくさん入って、自分でもびっくりするプレイばかりで、
そういう球が入ったからこそ勝てたんじゃないかと思ってます。
(中国選手を倒しての優勝は)まったく想像できてないですし、スウェーデンの
ハルムスタッドの世界選手権で全勝で終われて、ここストックホルムでも
全勝というか優勝できて、スウェーデンが大好きになりました」伊藤美誠



(訳者注記:記事の伊藤のコメントはインタビューの通訳どおりでしたが、伊藤の言ったとおりでないため伊藤のコメントを記載しました。*実際には4選手)

なお、2018スウェーデンオープン女子シングルスの結果およびトーナメント表についてはこちらをご覧ください。
また、元のITTFニュースはこちらをご覧ください。

伊藤美誠に敗れた劉詩雯のコメントを含むITTFニュース

ITTF(国際卓球連盟)ニュースで伊藤美誠の劉詩雯戦での勝利を報じるニュースで劉詩雯のコメントが載っていたので簡単に訳してみました(よくわからないところは誤魔化してます。あしからず)丁寧との対戦の記事はほかの内容も含まれ丁寧のコメントもなかったので取り上げませんでした、

西海岸での成功が東海岸でも繰り返された - 伊藤美誠がまたも劉詩雯を破る


2018/11/03
5月初めにスウェーデンの西海岸のハルムスタッドで行われた世界選手権決勝での予想外の成功が、今度は約5か月後にスウェーデンの東海岸でまた繰り返された。

2018スウェーデンオープンの女子シングルス準々決勝で第7シードの伊藤美誠が、第5ゲームでマッチポイントを1回凌いだあと第2シードの中国の劉詩雯を7ゲームで逆転で破った(12-10, 7-11, 7-11, 5-11, 13-11, 11-7, 11-8)。
伊藤美誠は劉詩雯を倒しに戻って来た(写真:Ireneusz Kanabrodzki)

ハルムスタッドでは逆転負けを期しているだけに、劉詩雯のプレーはナーバスで何かを起こるんじゃないかと心配げだった。それが、第1ゲームの最後に現れた。ラリーでは問題がなかったものの、最初のバックハンド・アタックをしようとしたときにミスが出てしまった。

劉詩雯は8-10とリードを許し、10-10にしたものの、伊藤美誠のバックハンド側を狙ったサーブが長すぎた。これで伊藤のチャンスとなり、伊藤がこれをものにした。

劉詩雯はすぐに第2ゲームと第3ゲームを取り、徐々にプレーにも自信がでて、落ち着きを取り戻してきた。2-1とリードし、第4ゲームで、劉詩雯が最初から3ポイントを連取すると、伊藤美誠は、たぶん劉詩雯が主導権を握っていると感じたのだろう、タイムアウトをコールした。その不安は当たり、そのゲームを劉詩雯が取りゲームカウントが3-1となった。

劉詩雯の勝利が近づいていると誰もが思ったが、伊藤美誠は違うことを考えていた。あくまで自分を信じ切っていた。第5ゲームで伊藤は10-9とリードしたが、10-11とされた後マッチポイントをしのいでこのゲームをものにした。第1ゲーム同様、劉詩雯は大事なポイントで躊躇して決めきれなかった。

これで、伊藤美誠は気を良くし、第6ゲームを5-1とリードした伊藤はもう前だけを見ていて、第7ゲームを見据えていた。いいスタートを切ることが必須だが、劉詩雯が5-4とリードしてエンドを変わるまではどちらも主導権を握れていなかった。どちらの選手もサーブが正確だが、伊藤美誠が同点に追いつき7-6とリードしたところで劉詩雯がタイムアウトを取った。タイムアウトは伊藤美誠に有利に働き、タイムアウト後の3ポイントを伊藤が取り4回のマッチポイントを握り、3回目で勝利を決めた。

「スコアのことはまったく考えませんでした。1ポイントずつ取り、
1ステップずつ進むようにし、自分自身を信じました」伊藤美誠

西海岸で成し遂げたことが東海岸で再び成し遂げられた。いままで成し遂げた人はほとんどいいない。それを伊藤美誠が成し遂げた。中国のトップ選手に2回連続で勝利した。

「伊藤はいい選手です。3-1とリードしたときに集中できませんでした。
特に第5ゲームと第6ゲームでは集中力を失ってしまいました。伊藤は、
サービスを変えて来て、チャンスが広がりました」劉詩雯

伊藤美誠は今日の午後に行われる準決勝で丁寧と対戦する。

(イアン・マーシャル, 記者)

元のITTF Newsの記事はこちらをご覧ください。
なお、2018スウェーデンオープンの女子シングルスの詳細についてはこちらをご覧ください。


2018年11月4日日曜日

伊藤美誠が劉詩雯、丁寧を破り決勝進出 - 2018スウェーデンオープン

 卓球のスウェーデンオープン、11/3の第3日に行われた女子シングルスで伊藤美誠の快進撃が止まらない。

前日の2回戦でシンガポールの馮天薇をゲームカウント2-3からの逆転で破り、この日の準々決勝では中国のトップ選手の劉詩雯をゲームカウント1-3から逆転、準決勝でも世界ランキング2位でリオオリンピック金メダルの丁寧を0-2から逆転と中国の大黒柱の2選手を倒し翌日の決勝に進んだ。伊藤は、今年の世界選手権(団体戦)の決勝でも劉詩雯に勝っていて2連勝だが、伊藤が勝つまで劉詩雯は日本選手に37連勝していた。伊藤は、最初のやられているがいったんはまるとその変幻自在の卓球に劉詩雯も丁寧も対応できなかった。

<準々決勝>
伊藤美誠 vs 劉詩雯(中国)             4-3 (12-10,7-11,7-11,5-11,13-11,11-4,11-8)

<準決勝>

伊藤美誠 vs 丁寧                           4-2 (3-11, 7-11, 12-10, 11-6, 11-9, 11-8)

決勝ではやはり中国の朱雨玲と対戦する。朱雨玲は現在世界ランキング1位である。
なお、伊藤は1回戦でも中国の中堅選手を倒しており、決勝で朱雨玲に勝つと1大会で4人の中国選手を倒すことになる。

2018スウェーデンオープンの女子シングルスの試合結果やトーナメント表はこちらをご覧ください。

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