昨日紹介した卓球情報においては自分が最も信頼できると思っている卓球専門誌「卓球王国」のウェブサイトで中国卓球リーグの日本選手排斥に関する新たな記事「日本選手排斥はあり得ない」が出た。
否定理由は昨日投稿した記事「中国スーパーリーグの日本選手締め出しは、やはり誤報らしい」と同じだが、さらに中国卓球界では劉国梁総監督の辞任、男子トップ3選手の中国オープンでのボイコットと異常事態が発生した上に、8月から9月にかけて開催された4年に一度の全中国運動会もあり、中国卓球協会は非常に忙しくスーパーリーグの日程さえ決まっていないほどで、海外選手締め出しなどが協会から発せられることはあり得ないし、これまでの日中の卓球協会の友好関係から考えてもあり得ないと結論付けている。
また「日本排斥」などの多くの記事に書かれている「平野美宇の排除が真の目的」といこと自体も、平野美宇はアジア選手権の後は中国の若手選手に負けており、国内メディアはあまりに過大評価し、過敏になり過ぎているということを付け加えている。
確かに、平野美宇は中国の顧玉婷にカタール、オーストラリア、オーストリアと今年のワールドツアープラチナ3大会で1回戦で当たり3連敗中だ。また、丁寧に2回リベンジされた以外に陳夢に1回、朱雨玲にも2回リベンジされ、本気になった中国の強さを見せつけられている。
結局「スポーツ紙が扇情的に、大げさに報道したことを、さらに中国側の裏を取らずに通信社や一般紙が追従したことも残念だ。記事の中でも「誰が主語なのかがはっきりしていない。」とし、今回のように何も正式なコメントを発していない中国卓球協会が悪者扱いされ(実際、ヤフーニュースでのコメントには中国は狭量だと非難するものが多かった)たケースは協会関係者としては納得いかないだろうし、間違った情報がネットやテレビを駆け巡り一般の人にまでインプットされてしまう怖さを感じたとしている。
実際、自分も同じことを感じる。今回のニュースは日本を発端として中国のネットに広まっている。中国卓球協会のお偉いさんの耳に入って気を悪くされて、友好だった日本卓球協会との間に亀裂が生じ現実になってしまうということにでもなれば、まさに本末転倒である。
ここで付け加えると、卓球の話題に敏感なテレビ東京のスポーツウォッチャーがこの話題に触れなかったのはさすがだった。たぶん、裏が取れなかったのだろう。
平野美宇の今年の中国スーパーリーグ参加への考察についてはこちらをご覧ください。
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