伊藤美誠が先週の金、土、日(10/6~8)で行われたポーランドオープンの女子シングルスで優勝した。とはいえ、今回のポーランドオープンはワールドツアーではなくチャレンジシリーズでワールドツアーより格下の大会である。そのため、上位選手はあまり出場しておらず中国からの出場はなく、日本からは男子2名、女子7名の計9名の参加だった。そのため、伊藤美誠のようなトップ10の選手が参加することはあまりなく、伊藤美誠はシード1位だったので順当な優勝と言える。ただ、芝田沙紀との決勝は4-1で貫禄勝ちだったが、加藤美優との準決勝は4-3で危なかった。
今回伊藤美誠がレベルを下げてチャレンジシリーズに参加した意図はわからないが、10月は平野美宇と石川佳純がワールドカップに出場するが、ワールドツアーの開催はないので出場する試合がないためではないだろうか。また、来年から世界ランキングのポイント・システムが変わるため少しでも稼いでおきたいということもあると思う。2018年からのポイント取得システムでは、チャレンジシリーズでの優勝は750ポイントでワールドツアーの1350ポイントには劣るが、ワールドツアープラチナでベスト32で敗退の場合の840ポイントに近いので、オーストラリアオープンで1回戦で中国選手に負けたのと同じぐらいのポイントが稼げる。ワールドカップ参加組は最低1020ポイントは稼ぐので、9月は中国甲Aリーグに参加して国際試合にでていない伊藤美誠としては2か月連続の国際試合のブランクは作りたくなかったのだろう。
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