2020年3月30日月曜日

ITTF 6月末までに開催予定の卓球国際大会の停止を決定

国際卓球連盟(ITTF)は、コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行(パンデミック)と東京オリンピックが延期されたことにより、ITTF主催の卓球の国際大会のうち今年6月30日までに開催予定だった大会の停止などを役員会で決定した。

決定の詳細は以下の通り。


  1. 6月30日まに予定されている国際的な移動を伴うITTFのイベントおよび活動の停止
  2. 2020世界卓球選手権の日程は来週に発表予定
  3. 2020年3月時点のITTF世界ランキングリスト、およびイベントの延期や移動の制限、およびその他の問題に関連するすべての結果の今後の評価の凍結
  4. 2020東京オリンピックおよびパラリンピックの予選日程の調整作業は、本大会の日程の決定後に行われる
  5. また、ITTF役員会で2020年度の財務管理についても検討され、役員会の経費の削減に合意し上級スタッフは報酬の削減を提案した。同時に、他の分野での全面的な経費削減も検討している

上記の決定は、3月16日に行われたITTF役員会の決定に優先するものであり、刻々と変化する世界情勢に対応するため、本日2回目の役員会の予定も決定された。

今後、2020年4月15日に役員会を行い、状況についてさらに検討を行う。

ITTFは、ITTFアスリートコミッションのサポートを通じてアスリートとのコミュニケーションを継続して行い、COVID-19パンデミックの観点で今後行われるすべての決定についての最新情報を継続的に提供していく。今後の決定にすべてのアスリートの意見が反映されるように、すべてのアスリートに対するアンケートも進行中である。

2019年10月15日火曜日

グラフで見る卓球の東京オリンピックへの道(男子偏)

卓球の代表レースを「東京オリンピック代表への道」としてホームページでまとめています。これは、シングルス代表2名の選考の基になる2020年1月の世界ランキングの対象となる大会から積算した暫定の2020年1月のランキングポイントを大会終了ごとに集計しています。

10月13日にワールドツアープラチナのドイツオープンが終わった後のこの暫定のランキングポイントは次のようになっています。

 張本智和 水谷隼丹羽孝希森薗政崇神巧也吉村和弘 吉村真晴 松平健太大島祐哉上田仁
1097584257960519549454830 4390 3250 20501655

今回は、ツイッターのフォロワーの方のリクエストで各大会時点での暫定ランキングポイントの推移をグラフにまとめましたのでここに掲載します(グラフ上をマウスでポイントするとその大会時点でのポイントが出ます)。


男子は張本智和がダントツの1位で7月末のT2ダイヤモンド終了時点でで2番手と約1700ポイントの差が、8月のブルガリアオープンでの張本智和の優勝で約2400ポイント差に広がりその後2500ポイント前後の差で推移しています。2番手は水谷隼と丹羽孝希がずっと争っていますが、7月のオーストラリアオープンで水谷隼が丹羽孝希を逆転しその後約500ポイントの差で推移しています。

グラフで見る卓球の東京オリンピックへの道(女子偏)

卓球の代表レースを「東京オリンピック代表への道」としてホームページでまとめています。これは、シングルス代表2名の選考の基になる2020年1月の世界ランキングの対象となる大会から積算した暫定の2020年1月のランキングポイントを大会終了ごとに集計しています。

10月13日にワールドツアープラチナのドイツオープンが終わった後のこの暫定のランキングポイントは次のようになっています。


 伊藤美誠  平野美宇 石川佳純  加藤美優  佐藤瞳 早田ひな  芝田沙季 橋本帆乃香 木原美悠  長﨑美柚
12305 10175 9855 7545 7315 6760 5720 5520  4855 4670

今回は、ツイッターのフォロワーの方のリクエストで各大会時点での暫定ランキングポイントの推移をグラフにまとめましたのでここに掲載します(グラフ上をマウスでポイントするとその大会時点でのポイントが出ます)。


伊藤美誠は9月末時点では10865ポイントでしたが、10月の第1週にあったワールドツアーのスウェーデンオープンと第2週にあったドイツオープンで2週連続で女子シングルスで準優勝だったため一気にポイントを増やしました。これに対して、2番手の平野美宇と3番手の石川佳純はこの2大会でポイントを増やすことができず1位の伊藤美誠との差が開いてしまいました。
ただ、平野美宇と石川佳純は今週末にポイントの高い女子ワールドカップに出場するためここでポイントを稼いで伊藤美誠との差を縮めるチャンスです。


2019年10月7日月曜日

伊藤美誠は陳夢に逆転負けで悔しい準優勝 - 卓球2019スウェーデンオープン

10月3日から始まった卓球のワールドツアースウェーデンオープンの最終日は伊藤美誠が準決勝で同い年の孫穎莎に勝ち、決勝で陳夢と対戦したが惜しくもゲームオールで優勝を逃した。

伊藤美誠は1ゲーム目と3ゲーム目を取ったあと、4ゲーム目のデュースでの競り合いに勝ってゲームカウント3-1とした。ゲーム内容からも、勝利の予感がしたが、陳夢がその後3ゲームを取って、本来伊藤が得意な逆転パターンを陳夢にやらせてしまった。伊藤は連覇を意識したわけではないだろうが、ほとんど勝てていた内容だっただけに優勝を逃したのは悔しいだろう。
とはいえ、伊藤は準優勝で1440ポイントを獲得して東京オリンピック選考の基準になる来年1月の世界ランキングのポイントを540ポイント上積みし2位の平野美宇に1200ポイント以上の差を開けた。さらに3位の石川佳純とは1550ポイント開いて、年内の主要大会が6大会であることを考えるとシングルス代表の2位以内はかなり濃厚にした。

伊藤美誠 vs 陳夢    3-4 (11-8, 6-11, 11-7, 12-10, 8-11, 9-11, 5-11) (試合ビデオ)
2019スウェーデンオープン 女子シングルス 表彰式

2019年10月6日日曜日

伊藤美誠が王曼昱を下して準決勝進出 - スウェーデンオープン 女子シングルス 準々決勝

10月3日から行われている卓球のワールドツアースウェーデンオープンの準々決勝で伊藤美誠(世界ランキング7位)が中国の王曼昱(同4位、20歳)を4-1で破り準決勝に進出した。

伊藤美誠 vs 王曼昱      4-1 (11-8, 4-11, 11-9, 11-6, 11-4)

伊藤美誠は接戦になった3ゲーム目を取ると4ゲーム目、5ゲーム目は王曼昱(ワンマンユ)を圧倒した。王曼昱は審判から注意を受けるなど後半は精神的にも集中力を欠き、伊藤の独壇場のようになった。伊藤の中国選手との試合には、中国選手が他の試合のように粘りを出せず崩れてしまうケースが多い。これも魔王の魔力か?



準決勝は、最近中国選手の中でも圧倒的な強さを見せ、この日の準々決勝でも丁寧をストレートで破っている風雲児 孫穎莎(スンインシャ)と対戦する。伊藤美誠は今年の世界選手権を含め国際大会の直接対決では2敗だが、孫穎莎は今年3月のカタールオープンのように「中国」という重荷が肩にかかると外国選手との試合でプレッシャーがかかるようなので今回の対戦は楽しみだ。また、同じ2000年生まれで10月21日生まれ(伊藤)と11月4日生まれ(孫穎莎)と誕生日の近い同い年対決という面でも興味がある。

伊藤美誠と孫穎莎の準決勝は19:15(現地時間12:15)からYouTubeのテレビ東京卓球チャンネルで視聴できる。

また、ITTF(国際卓球連盟)ニュースでも、次のように書かれている。
「2019スウェーデンオープンの最初のタイトル(混合ダブルス、男子ダブルス、女子ダブルス)は中国に輝いた。男子シングルスでも中国の金メダルは確定しているが、女子シングルスではまだだ。ディフェンディングチャンピオンの日本の伊藤美誠が中国を阻止している」(元のITTFニュースはこちらをご覧ください。)

伊藤美誠が中国と全種目制覇に立ちはだかる(写真 Ireneusz Kanabrodzki)




2019年9月8日日曜日

卓球の東京オリンピック代表レースを今後の大会からシミュレーション(男子偏)

卓球の東京オリンピックのシングルス代表は男女それぞれ2名で、来年2020年1月の世界ランキングでの日本選手上位2名が選出されることになっている。

この来年1月の世界ランキングは今年1年間に出場した国際大会と昨年の世界選手権の獲得ポイントで決まる。このため、来年1月の世界ランキングの対象になる大会での獲得ポイントをランキングポイントの方法に従って計算したのが「東京オリンピック代表への道」に載せている積算ポイントで、現在は張本智和がダントツのトップでそれを水谷隼と丹羽孝希が追う形になっている。水谷隼と丹羽孝希の差は少ないが、4位以下は大きく離れているため実質水谷隼と丹羽孝希の2位争いという構図だ。

この3選手の9月7日現在の積算ポイントは以下のようになっている。

1月のポイント 張本智和 水谷隼 丹羽孝希
1800 ブルガリアOP 1500 2018WTTC 1500 2019WTTC
1465 中国OP 1125 カタールOP 1170 アジアカップ
1440 香港OP 900 ジャパンOP 900 中国OP
1250 2018WTTC 900 香港OP 900 カタールOP
1200 2019WTTC 900 中国OP 750 2018WTTC
1125 カタールOP 900 2019WTTC 720 香港OP
1080 アジアカップ 900 ブルガリアOP 675 豪州OP
900 韓国OP 720 チェコOP 675 ジャパンOP
T2マレーシア 400 400 400
T2シンガポール
10660 8245 7690
(メモ)WTTC=世界選手権、OP=オープン、T2=T2ダイヤモンド大会

また、今年年内に行われるワールドツアー以上の主要大会で残っているのは以下の8大会で、3選手の各大会へのエントリー状況、および獲得できるポイントは以下のようになっている。

大会 開始日 張本 水谷 丹羽 ベスト8 ベスト4 準優勝 優勝
アジア選手権 9月15日 × × 900 1170 1350 1800
スウェーデンOP 10月1日 900 1170 1440 1800
ドイツOP 10月8日 1125 1465 1800 2250
チームワールドカップ 11月6日



オーストリアOP 11月12日 1275 1465 1440 2250
T2マレーシア 11月21日 500 600/700 800 1000
男子ワールドカップ 11月29日 × 1275 1530/1660 800 1000
グランドファイナル 12月12日 1275 1660 2040 2550
(メモ)ベスト4の1530/1660は3位決定戦があり4位が1530、3位が1660

ここで水谷隼が男子ワールドカップにはエントリーしていないことがわかる。これは、男子ワールドカップに出場できるのは各国2名でかつ予選を兼ねている各大陸のカップ戦(アジアはアジアカップ)に出場していることが出場条件のためだ。また、アジア選手権には、水谷隼と丹羽孝希がエントリーされていない。丹羽孝希は会期が重なっているパラグアイオープンにエントリーしているためと思われるが水谷隼については不明だ。

丹羽孝希がエントリーしているパラグアイオープンはチャレンジプラスシリーズの大会で優勝ポイントが1100ポイントあるが、南米のためか男子シングルスのエントリーが50名ほどで丹羽以外で最高世界ランキングは32位の選手なので、丹羽は出場すれば優勝の可能性が大きい。現状1000ポイント以上が2個しか取れていない丹羽にとってはこの優勝ポイントは価値がある。また、丹羽は4月のアジアカップで3位で1170ポイントを獲得している。ランキングポイントに算入する8大会には各大陸のカップ戦と各大陸の選手権(アジアの場合はアジア選手権)のポイントはどちらか一方しか算入できないので、丹羽がアジア選手権での獲得ポイントを算入するには1170を超えるポイントが必要でこれは決勝に進出しなければならないことを意味する。つまり、丹羽孝希はアジア選手権で決勝に進出するよりもパラグアイオープンで優勝する方が確率が高いとしてパラグアイオープンにエントリーしたと考えられる。ただし、準優勝だと880ポイントなので意味がなくなる(ランキングポイントの計算方法については2019年の世界ランキングシステムの説明を参照)。

また水谷隼の出場しない男子ワールドカップでのポイントも気になる。昨年も張本智和と丹羽孝希が出場しベスト16が出場できるステージ2には問題なく進んだが二人とも準々決勝で敗退している。そこで、このシミュレーションでは二人の結果を昨年同様に準々決勝敗退とし1275ポイントと仮定する。

残りの大会は3選手ともすべてベスト8と仮定したいと思う。。

このような仮定で最初の表を計算しなおすと以下のようになる。

張本 水谷 丹羽
1800 ブルガリアOP 1500 2018WTTC 1500 2019WTTC
1465 中国OP 1125 カタールOP 1170 アジアカップ
1440 香港OP 900 2019WTTC 900 中国OP
1250 2018WTTC 900 中国OP 1000 パラグアイOP
1200 2019WTTC 900 ブルガリアOP 1125 ドイツOP
1125 カタールOP 1125 ドイツOP 1275 男子WC
1275 男子WC 1125 オーストリアOP 1125 オーストリアOP
⑧グランドファイナル 1275 1275 1275
T2Dマレーシア 400 400 400
T2Dシンガポール 500 500 500
1月のポイント 11730 9750 10370
(メモ)WC=ワールドカップ

上の表で赤字の数字が今後開催される試合の仮想ポイントになる。丹羽孝希に不確定なポイントが多いものの、丹羽は水谷隼を上回るために戦略的に出場大会を選んでいることがわかるだろう。丹羽はパラグアイオープンで優勝し、ワールドカップで昨年以上の結果を残し、ワールドツアー/プラチナとグランドファイナルで水谷と大差がつかなければ東京オリンピックのシングルス代表が見えてくる。

一方、水谷隼はワールドツアー/プラチナとグランドファイナルと丹羽に差を付けなければ東京オリンピックのシングルス代表の座は見えてこない。

水谷と丹羽には不確定なポイントが多いので各大会の実際の結果でこのシミュレーションも微妙に変わってくるだろうが、男子ワールドカップは1つのチェックポイントになるだろう。

なお、シミュレーションではチームワールドカップを外している。チームワールドカップは団体戦で戦われるが団体戦の中でのシングルスの1勝は250ポイントに数えられる。つまり、大会中に5勝すればチームワールドカップのポイントは1250ポイントになるので無視できるポイントではない。また、1人の選手に2点起用が集中すると1人だけポイントが多くなることもある。今年は各大会の獲得ポイントが東京オリンピック代表の選考に関わってくるので、もちろん倉嶋監督は優勝を狙うための最善の起用を考えるだろうが、そのために2点起用が1人の選手に集中して代表選考に影響を与えないように望みたい。

同様のシミュレーションについては、こちらの9月の世界ランキングのトピック(こちらを参照)でも説明している。

2019年9月7日土曜日

卓球の東京オリンピック代表レースを今後の大会からシミュレーション(女子偏)

卓球の東京オリンピックのシングルス代表は男女それぞれ2名で、来年2020年1月の世界ランキングでの日本選手上位2名が選出されることになっている。

この来年1月の世界ランキングは今年1年間に出場した国際大会と昨年の世界選手権の獲得ポイントで決まる。このため、来年1月の世界ランキングの対象になる大会での獲得ポイントをランキングポイントの方法に従って計算したのが「東京オリンピック代表への道」に載せている積算ポイントで、現在はトップ3名が4位以下を大きく引き離している。

この3選手の9月7日現在の積算ポイントは以下のようになっている。

1月のポイント 伊藤美誠 平野美宇 石川佳純
2000 2018WTTC 1500 2018WTTC 1750 2018WTTC
1465 豪州OP 1500 2019WTTC 1465 豪州OP
1465 中国OP 1465 ジャパンOP 1200 2019WTTC
1440 香港OP 1440 チェコOP 1170 アジアカップ
1170 ブルガリアOP 1170 香港OP 1170 チェコOP
1125 カタールOP 900 豪州OP 900 ジャパンOP
900 韓国OP 900 中国OP 900 中国OP
900 2019WTTC 900 カタールOP 900 ブルガリアOP
T2マレーシア 400 400 400
T2シンガポール
10865 10175 9855
(メモ)WTTC=世界選手権、OP=オープン、T2=T2ダイヤモンド大会

また、今年年内に行われるワールドツアー以上の主要大会は以下の8大会で3選手の各大会へのエントリー状況、および獲得できるポイントは以下のようになっている。

大会 開始日 伊藤 平野 石川 ベスト8 ベスト4 準優勝 優勝
アジア選手権 9月15日 X 900 1170 1350 1800
スウェーデンOP 10月1日 900 1170 1440 1800
ドイツOP 10月8日 1125 1465 1800 2250
女子ワールドカップ 10月18日 × 1275 1530/1660 1915 2550
チームワールドカップ 11月6日
オーストリアOP 11月12日 1275 1465 1440 2250
T2マレーシア 11月21日 500 600/700 800 1000
グランドファイナル 12月12日 1275 1660 2040 2550
(メモ)ベスト4の1530/1660は3位決定戦があり4位が1530、3位が1660

ここで伊藤美誠がアジア選手権と女子ワールドカップにはエントリーしていないことがわかる。女子ワールドカップに出場できるのは各国2名でかつ予選を兼ねている各大陸のカップ戦(アジアはアジアカップ)に出場していることが出場条件のため伊藤美誠は出場できない。アジア選手権にエントリーされていない理由は不明だが、当初アジア選手権と日程が重なっているパラグアイオープンに早田ひなとともにエントリーしていたため、自分で選択したとも考えられる。パラグアイオープンはチャレンジプラスシリーズの大会で優勝ポイントが1100ポイントあるが、南米のためか女子シングルスのエントリーが40名ほどで出場すれば優勝の可能性があった。しかし、平野美宇と石川佳純がチェコオープンでそれぞれ1440ポイントと1170ポイントを獲得したため算入する8大会(最初の表の①~⑧)のポイントがすべて1100ポイントを越える必要が出てきた。そのために、伊藤美誠はチェコオープン後にパラグアイオープンの出場をキャンセルしたのではないかと見ている(なぜ8大会かは2019年の世界ランキングシステムの説明を参照)。

ここでやはり気になるのは伊藤美誠の出場しないワールドカップでのポイントである。昨年は石川佳純は第3シードで4位、平野美宇は第5シードで準々決勝で石川佳純と対戦して敗れている。今年は現在の世界ランキングだと石川佳純が第3シード、平野美宇が第4シードで二人とも準決勝までお互いと中国選手に当たらない可能性がある。まだ、アジア選手権の結果が出るまでは決定ではないが、平野美宇と石川佳純が第4シード以上になる可能性が高い。そこで、このシミュレーションではまず二人が4位以上を獲ると仮定してそれぞれの獲得ポイントを4位の1530ポイントとする。

残りの大会は3選手ともすべてベスト8と仮定したいと思う。アジア選手権は平野美宇と石川佳純が第8シードまでに入るので準々決勝に進む可能性は高い。準々決勝では中国選手と対戦する可能性が高いが中国選手以外と対戦する確率も30%ほどある。このシミュレーションでは、アジア選手権も他の大会と同様にベスト8と仮定する。

このような仮定で最初の表を計算しなおすと以下のようになる。

伊藤 平野 石川
2000 2018WTTC 1500 2018WTTC 1750 2018WTTC
1465 豪州OP 1500 2019WTTC 1465 豪州OP
1465 中国OP 1465 ジャパンOP 1200 2019WTTC
1440 香港OP 1440 チェコOP 1170 アジアカップ
1170 ブルガリアOP 1170 香港OP 1170 チェコOP
1125 カタールOP 1530 女子WC 1530 女子WC
⑦ドイツ/オーストリアOP 1125 1125 1125
⑧グランドファイナル 1275 1275 1275
T2Dマレーシア 400 400 400
T2Dシンガポール 500 500 500
1月のポイント 11965 11905 11585

どうだろうか。接戦にするために平野美宇と石川佳純の女子ワールドカップの結果を4位としているものの昨年の石川佳純の結果を考えれば第4シードまでに入れば可能な結果だ。
実際に、そのワールドカップの結果やその他の大会でベスト8以上の結果(あるいはベスト16以下)を出すことで変わってくるほど微妙だと思わないだろうか。

なお、シミュレーションではチームワールドカップを外している。チームワールドカップは団体戦で戦われるが団体戦の中でのシングルスの1勝は250ポイントに数えられる。つまり、大会中に5勝すればチームワールドカップのポイントは1250ポイントになるので無視できるポイントではない。また、1人の選手に2点起用が集中すると1人だけポイントが多くなることもある。実際、昨年2月に行われたチームワールドカップでは石川佳純が2点起用で伊藤美誠と早田ひながダブルスという布陣だったので石川佳純が5勝で1500ポイント(昨年は1勝が300ポイント)だったが伊藤美誠は1勝で300ポイントだった。昨年はその大会のポイントだけだったが、今年は東京オリンピック代表の選考に関わってくる。もちろん、馬場監督は優勝を狙うための最善の起用を考えるだろうが、そのために2点起用が1人の選手に集中して代表選考に影響を与えないように望みたい。

同様のシミュレーションについては、こちらの9月の世界ランキングのトピック(こちらを参照)でも説明している。

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