2018年6月2日土曜日

2018中国オープン 芝田沙季が朱雨玲に、浜本由惟が孫穎莎を破る、日本旋風の本戦2日目

中国深圳でワールドツアープラチナの2018中国オープンが開催されています。その2日目の昨日に行われた女子シングルス2回戦で、芝田沙季がトップシードの中国の朱雨玲(ジュ・ユーリン)を破り大金星を上げました。

試合では、4ゲームまでで朱雨玲がゲームカウント3-1であと1ゲームで勝利と王手を懸けていましたが、そこから芝田選手が攻めて3ゲームを連取し大逆転しました。芝田沙季は、前日の1回戦では第10シードの韓国の徐孝元(ソ・ヒョウォン)に勝っていて、昨日の夜に行われた準々決勝では韓国の田芝田(チョン・ジヒ)にも勝って準決勝進出を決めました。準決勝は今日、中国の丁寧と対戦します。芝田選手は今回自主参加枠で予選からの出場で火曜日と水曜日の予選を勝ち抜いて昨日木曜日からの本戦に進出していました。

女子シングルス2回戦 芝田沙季 vs 朱雨玲 4-3(5-11,11-9,7-11,8-11,11-9,11-8,11-5)

また、昨日行われた女子シングルス1回戦で第13シードの中国の孫穎莎(スン・インシャ)と対戦した浜本由惟は、ゲームカウント3-0とリードされてから4ゲームを連取するというなかなか見ない大逆転を演じました。孫穎莎はみうみまと同じ2000年生まれですが昨年6月のジャパンオープンで初めてのシニアの大会出場でいきなり優勝し続く中国オープンで準優勝し世界ランキングトップ10にも一時入っていたという強者です。浜本由惟も、芝田沙季と同じく自主参加で火曜日の予選から戦い本戦に進出していました。2回戦では、石川佳純と対戦し残念ながら敗退しました。

女子シングルス1回戦 浜本由惟 vs 孫穎莎 4-3(8-11,4-11,5-11,11-6,11-6,11-8,11-5)

また、男子シングルス1回戦では張本智和が中国の張継科と対戦しました。張本智和は最新の5月の世界ランキングでは10位です。一方、張継科は今回予選から開始ですが、これはしばらく兵役に服していて大会に出場しておらず先週の香港オープンからツアーに復帰したため世界ランキングが下がっているためです。その前は、トップ10に名を連ねるバリバリの中国トップ選手でした。ただ、今回はまだ完全に復調していないためか、張本智和の一方的な試合になり張本智和がストレートで勝ちました。張本はその後の2回戦でも中国トップ選手の世界ランキング5位の林高遠と対戦しこちらは負けてしまいました。

男子シングルス1回戦 張本智和 vs 張継科 4-0 (11-8,11-3,11-8,11-6)
男子シングルス2回戦 張本智和 vs 林高遠 1-4 (2-11,8-11,10-12,11-7,4-11)

その他にも佐藤瞳が世界ランキング9位のシンガポールの馮天薇に4-1で勝ち(準々決勝で丁寧に敗退)、伊藤美誠が中国の武楊を4-0で破っています。

中国オープンの詳細はこちらのページをご覧ください。

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