2018年3月1日木曜日

チームワールドカップ終了後の石川佳純のITTFインタビュー

チームワールドカップが終了しました。男女とも決勝戦で中国にストレートで敗れて銀メダルでしたが頑張りました。特に、男子はチームワールドカップでは初めての銀メダルを水谷隼を欠きながら取れたということはチームの総合力という意味で大きな意味があるでしょう。女子は、平野美宇の出場がなかったのは個人的には残念だったのですが、チームに17歳の黄金世代が入ることでチームの平均年齢が20歳を下回っているという点では今後のパワーアップに大いに期待できると思います。

さて、ITTFのホームページに大会後の石川佳純へのインタビューを含む記事があったのでちょっと触れておきます。

中国が制したが、日本はこれままで最も中国に迫り中国打倒を狙っている


ITTFチームワールドカップの女子のタイトルはまた中国が手にした。この大会が1990年に日本で始まってから中国が勝てなかったのは、フランスのニームで1994年に開催されロシアチームが優勝した大会1度きりだ。

2月25日の午前中にロンドンのカッパーボックスアリーナで、丁寧、劉詩ウェン、朱雨玲の3人は、日本の石川佳純、伊藤美誠、早田ひな3人との対戦で3-0で勝利した。
石川佳純(Photo: Remy Gros)

疑いようもなく中国は一歩抜きんでている。しかし、日本はこれまでで最も迫って来ているのではないだろうか。

決勝まで中国は1試合も落とさずすべての対戦で3-0で勝ち上がっている。しかし、日本もたった1試合を落としただけで同じように勝ち上がっているのだ。唯一、準々決勝で早田ひながユ・モンユに負けた(8-11,5-11,11-8,11-13)だけである。

さらに、伊藤美誠と早田ひな、そして平野美宇はまだ17歳という点だ。彼女たちにとっては、今回が初めてのITTFチームワールドカップだった。石川佳純だけが福原愛と平野早矢香とともに、2011年と2013年に出場しどちらも2位だった。

ここロンドンでも日本は準優勝だった。石川佳純の銀メダルに対する反応には、色を金に変えたいという熱望が見て取れた。日本が今これほどまで中国に迫り、また世界の他の国と大きく差を広げているのはなぜだろうか。

ITTFアフリカ報道局のオラルカン・オクサンに、石川佳純はこう述べている。

この大会では日本は初戦から非常によく戦ってきました。しかし、この決勝戦は自分たちにとっていい試合だったとは言えません。特に自分自身は、良くなかったと思います。このことはもう忘れて、日本に帰ってスウェーデンでの世界選手権に備えたいと思います。

いつまでも中国の脇役でいるわけにはいかないので、中国チームに今回の借りを返すことができることを願っています。

今、このような試合は日本にとって重要で、試合のたびに強くなることができていると思います。もちろん、中国選手を尊敬する必要もあります。彼女たちは非常に強いですし、そのことを認識する必要もあります。

2017年は日本はいくつかの大きな大会で中国選手に勝つことができました。その理由は、日本のシステムがシニアチームに若い選手たちを参加させるシステムだからです。このシステムは成功し、日本はさらに多くの若い選手をチームに参加させています。日本は、チームの若い選手達と一緒に、中国との対戦でベストを尽くすためにこのシステムを継続していく必要があります。

(注)元の記事のリンクです

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