卓球のワールドツアープラチナのドイツオープンの本戦3日目の11日に行われた女子シングルスの準々決勝で、石川佳純がなかなか勝てなかった中国選手と対戦しストレートで勝ち今日12日の準決勝に駒を進めました。準決勝と決勝は今日12日に行われます。
石川佳純は今年対戦した中国選手には2軍選手も含め8回負けています。また今回の武楊は中国1軍の選手で世界一のチョッパーとも言われるカットの名手でチョッパーともいわれる強い選手で、石川佳純との対戦成績は石川佳純の1勝6敗でした。
中国選手を苦手にしている上にそんな相手ですから、石川佳純もここまでかというのが大方の予想だったのかもしれません。しかし、試合が始まると石川佳純は攻撃的に武楊のカットでの返球を相手コートに叩きつけ、それがおもしろいように決まっていました。たぶん十分にカットマン対策が出来ていたのでしょう。もう試合のない佐藤瞳や橋本帆乃香にも協力してもらっていたのかもしれません。相手の武楊はなす術がない感じで、途中からは意気消沈、戦意喪失と言った感じでした。石川佳純も最後の試合は圧勝で余裕すらありました。
試合を終わった石川佳純の久しぶりの満面の笑みが忘れられません(テレ東さん、写真拝借すいません)。
伊藤美誠は平野美宇を1回戦で倒した中国の馮亜蘭との対戦でした。美誠パンチも随所で決まり相手を手こずらせ第1ゲームを難なく取りましたが、第2ゲームを接戦で落としました。第3ゲーム以降はさすがに中国の1軍選手で今年調子がいい馮亜蘭に慣れられたのかたまにいいパンチを繰り出すものの続かず勝つことはできませんでした。男子シングルスの準々決勝では、松平健太が中国の樊振東(世界ランキング2位)と対戦しましたが勝つことはできませんでした。
シングルス準々決勝の結果は以下のとおりです。
(女子)*石川佳純以外は全員中国の選手です。
×伊藤美誠 vs 馮亜蘭〇 4-1(11-6,13-15,4-11,7-11,9-11)
〇陳夢 vs 陳可× 4-3(9-11,11-4,11-5,9-11,6-11,11-5,14-12)
〇朱雨玲 vs 王曼昱× 4-2(10-12,11-7,11-6,11-9,8-11,11-6)
〇石川佳純 vs 武楊× 4-0(11-4,11-7,11-8,11-3)
(男子)
×松平健太 vs 樊振東(中国)〇 1-4(8-11,6-11,5-11,11-8,9-11)
〇李尚洙(韓国) vs 許昕(中国)× 4-0(11-6,11-9,11-4,12-10)
〇オフチャロフ(ドイツ) vs 黄鎮廷(香港)× 4-2(11-1,5-11,11-5,7-11,11-4,11-3)
〇ボル(ドイツ) vs 林高遠(中国)× 4-1(11-7,11-9,13-15,11-7,14-12)
おもしろかったのは王曼昱と対戦した朱雨玲でした。ゲームカウント3-1とリードした5ゲーム目で熱戦になっている陳夢-陳可戦がゲームオールのデュースになってるのが直接かテレビで見えて気になり、何度も顔を上げて構えに入らずサーブしようとする王曼昱を待たせるシーンがあり(たぶん遅延行為でイエローカードをもらった)ました。そのゲームを追い上げましたが落とすと、ベンチに行かず試合を見にベンチと反対側に試合を見に行っていたようです。それでも王曼昱に勝ってしまう朱雨玲の強さはすごいですが、きっと後でコーチに怒られますね。
準決勝は本日12日に以下のスケジュールで行われます。
石川佳純 vs 朱雨玲 10:00(日本時間18:00)
陳夢 vs 馮亜蘭 10:40(18:40)
オフチャロフ vs 樊振東 11:20(19:20)
ボル vs 李尚洙 12:00(20:00)
決勝は女子が15:30(23:30)、男子が16:00から始まりますが、直前の男子ダブルス決勝戦が終了次第始まりますので開始時間は前後します。
試合の模様はテレビ東京のホームページとYoutubeのテレビ東京の卓球チャンネルで視ることができます。
2017ドイツオープンの概要、出場選手、試合方法についてはこちらをご覧ください。
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