2017年11月14日火曜日

平野美宇/早田ひなペアが優勝 - ドイツオープン女子ダブルス

卓球の2017ワールドツアーのドイツオープン最終日の11月12日に行われた女子ダブルス決勝で平野美宇と早田ひなの「みうひな」ペアが台湾のペアを破ってシニアでははじめて組んだペアで優勝しました。おめでとうございます!

 決勝は台湾の鄭怡静(チェンイーチン)/陳 思羽(チェンスーイー)との対戦でした。鄭怡静は現在世界ランキング7位で昨年のワールドカップ決勝では平野美宇に敗れましたが、今年のワールドカップ3位決定戦で平野美宇に勝っています。平野美宇にとってはいわば因縁の対決でした。
 第1ゲームは最初から平野美宇のサービスエースが2本出て4-0と出足好調で終始2ポイント以上を保ちながら11-7で取りました。2ゲーム目は、3-3から3-7と4連続ポイントを許しましたが6-7と追い上げ、ここで台湾ペアがタイムアウトを取りましたが、その後も3連続ポイントで9-7とし11-8で取りました。第3ゲームは3ポイント取った後2ポイント返され3-2から5連続ポイントで8-2と絶好調で1ポイント取られた後2ポイントを取り10-3でマッチポイントを迎えました。もうこれは決まったと思ったのですが、最後の1ポイントがなかなか決まりません。急にミスが出始め、相手の4ポイント連取で10-7と迫られたところで馬場監督がたまらずタイムアウトを取りましたが、タイムアウト明けも2ポイント連取されとうとう10-9と1ポイント差までせまられた。台湾ペアはマッチポイントを握られているのになにやら笑って話し合っているのが不気味でした。しかし、最後は平野美宇が4球目をスマッシュで決めて優勝が決定しました。最後はヒヤヒヤする展開でしたが決まってよかったです。この試合では、平野美宇のサービスエースが随所で決まりライジングショットも出て調子が良かったです。早田ひなの遠目からの低いドライブも良く決まっていました。


試合結果:平野美宇/早田ひな vs 鄭怡静/陳思羽(台湾) 3-0(11-7,11-8,119)

 男子ダブルスは今回絶好調の張本智和/木造勇人ペアと韓国の李尚洙/鄭栄植ペアの対戦でした。張本智和/木造勇人ペアが今回好調とはいえ韓国の李尚洙も今回シングルスで中国の許昕をストレートで倒しており好調なので油断はできませんでした。
 二人との昨日の準決勝の好調さを維持しているようで第1ゲームを11-8、第2ゲームを11-3と圧倒して取った時点では、前日の準決勝同様に楽勝かと思いました。ところが、第3ゲームで勝ちを意識したのかミスが多く出て5-11で取られ、接戦になった第4ゲームもマッチポイントを逃し14-16で取られてしまいました。第5ゲームは焦りが出たのかなかなかいいところが出せず、最後は張本智和のサーブミスで6-11で3ゲーム連取され、ゲームポイント2-3で逆転されてしまいました。張本智和/木造勇人ペアは今度こそ優勝と思ったのですが、メンタル面の弱さが出てしまった感じです。優勝までは試練がありますね。

試合結果:張本智和/木造勇人 vs 李尚洙/鄭栄植 2-3(11-8,11-3,5-11,14-16,6-11)

2017ドイツオープンの概要、出場選手、試合方法についてはこちらをご覧ください。







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