2019年10月15日火曜日

グラフで見る卓球の東京オリンピックへの道(男子偏)

卓球の代表レースを「東京オリンピック代表への道」としてホームページでまとめています。これは、シングルス代表2名の選考の基になる2020年1月の世界ランキングの対象となる大会から積算した暫定の2020年1月のランキングポイントを大会終了ごとに集計しています。

10月13日にワールドツアープラチナのドイツオープンが終わった後のこの暫定のランキングポイントは次のようになっています。

 張本智和 水谷隼丹羽孝希森薗政崇神巧也吉村和弘 吉村真晴 松平健太大島祐哉上田仁
1097584257960519549454830 4390 3250 20501655

今回は、ツイッターのフォロワーの方のリクエストで各大会時点での暫定ランキングポイントの推移をグラフにまとめましたのでここに掲載します(グラフ上をマウスでポイントするとその大会時点でのポイントが出ます)。


男子は張本智和がダントツの1位で7月末のT2ダイヤモンド終了時点でで2番手と約1700ポイントの差が、8月のブルガリアオープンでの張本智和の優勝で約2400ポイント差に広がりその後2500ポイント前後の差で推移しています。2番手は水谷隼と丹羽孝希がずっと争っていますが、7月のオーストラリアオープンで水谷隼が丹羽孝希を逆転しその後約500ポイントの差で推移しています。

グラフで見る卓球の東京オリンピックへの道(女子偏)

卓球の代表レースを「東京オリンピック代表への道」としてホームページでまとめています。これは、シングルス代表2名の選考の基になる2020年1月の世界ランキングの対象となる大会から積算した暫定の2020年1月のランキングポイントを大会終了ごとに集計しています。

10月13日にワールドツアープラチナのドイツオープンが終わった後のこの暫定のランキングポイントは次のようになっています。


 伊藤美誠  平野美宇 石川佳純  加藤美優  佐藤瞳 早田ひな  芝田沙季 橋本帆乃香 木原美悠  長﨑美柚
12305 10175 9855 7545 7315 6760 5720 5520  4855 4670

今回は、ツイッターのフォロワーの方のリクエストで各大会時点での暫定ランキングポイントの推移をグラフにまとめましたのでここに掲載します(グラフ上をマウスでポイントするとその大会時点でのポイントが出ます)。


伊藤美誠は9月末時点では10865ポイントでしたが、10月の第1週にあったワールドツアーのスウェーデンオープンと第2週にあったドイツオープンで2週連続で女子シングルスで準優勝だったため一気にポイントを増やしました。これに対して、2番手の平野美宇と3番手の石川佳純はこの2大会でポイントを増やすことができず1位の伊藤美誠との差が開いてしまいました。
ただ、平野美宇と石川佳純は今週末にポイントの高い女子ワールドカップに出場するためここでポイントを稼いで伊藤美誠との差を縮めるチャンスです。


2019年10月7日月曜日

伊藤美誠は陳夢に逆転負けで悔しい準優勝 - 卓球2019スウェーデンオープン

10月3日から始まった卓球のワールドツアースウェーデンオープンの最終日は伊藤美誠が準決勝で同い年の孫穎莎に勝ち、決勝で陳夢と対戦したが惜しくもゲームオールで優勝を逃した。

伊藤美誠は1ゲーム目と3ゲーム目を取ったあと、4ゲーム目のデュースでの競り合いに勝ってゲームカウント3-1とした。ゲーム内容からも、勝利の予感がしたが、陳夢がその後3ゲームを取って、本来伊藤が得意な逆転パターンを陳夢にやらせてしまった。伊藤は連覇を意識したわけではないだろうが、ほとんど勝てていた内容だっただけに優勝を逃したのは悔しいだろう。
とはいえ、伊藤は準優勝で1440ポイントを獲得して東京オリンピック選考の基準になる来年1月の世界ランキングのポイントを540ポイント上積みし2位の平野美宇に1200ポイント以上の差を開けた。さらに3位の石川佳純とは1550ポイント開いて、年内の主要大会が6大会であることを考えるとシングルス代表の2位以内はかなり濃厚にした。

伊藤美誠 vs 陳夢    3-4 (11-8, 6-11, 11-7, 12-10, 8-11, 9-11, 5-11) (試合ビデオ)
2019スウェーデンオープン 女子シングルス 表彰式

2019年10月6日日曜日

伊藤美誠が王曼昱を下して準決勝進出 - スウェーデンオープン 女子シングルス 準々決勝

10月3日から行われている卓球のワールドツアースウェーデンオープンの準々決勝で伊藤美誠(世界ランキング7位)が中国の王曼昱(同4位、20歳)を4-1で破り準決勝に進出した。

伊藤美誠 vs 王曼昱      4-1 (11-8, 4-11, 11-9, 11-6, 11-4)

伊藤美誠は接戦になった3ゲーム目を取ると4ゲーム目、5ゲーム目は王曼昱(ワンマンユ)を圧倒した。王曼昱は審判から注意を受けるなど後半は精神的にも集中力を欠き、伊藤の独壇場のようになった。伊藤の中国選手との試合には、中国選手が他の試合のように粘りを出せず崩れてしまうケースが多い。これも魔王の魔力か?



準決勝は、最近中国選手の中でも圧倒的な強さを見せ、この日の準々決勝でも丁寧をストレートで破っている風雲児 孫穎莎(スンインシャ)と対戦する。伊藤美誠は今年の世界選手権を含め国際大会の直接対決では2敗だが、孫穎莎は今年3月のカタールオープンのように「中国」という重荷が肩にかかると外国選手との試合でプレッシャーがかかるようなので今回の対戦は楽しみだ。また、同じ2000年生まれで10月21日生まれ(伊藤)と11月4日生まれ(孫穎莎)と誕生日の近い同い年対決という面でも興味がある。

伊藤美誠と孫穎莎の準決勝は19:15(現地時間12:15)からYouTubeのテレビ東京卓球チャンネルで視聴できる。

また、ITTF(国際卓球連盟)ニュースでも、次のように書かれている。
「2019スウェーデンオープンの最初のタイトル(混合ダブルス、男子ダブルス、女子ダブルス)は中国に輝いた。男子シングルスでも中国の金メダルは確定しているが、女子シングルスではまだだ。ディフェンディングチャンピオンの日本の伊藤美誠が中国を阻止している」(元のITTFニュースはこちらをご覧ください。)

伊藤美誠が中国と全種目制覇に立ちはだかる(写真 Ireneusz Kanabrodzki)




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