2019年7月30日火曜日

候英超が全中国選手権 男子シングルスで優勝

2018-19シーズンのTリーズでシーズン途中から木下マイスター東京に所属した候英超
が、7月30日に日本の全日本選手権にあたる全中国選手権の男子シングルスで優勝した。

ITTFニュースに取り上げられているのでちょっと紹介する。

候英超が歴史を作った!

2019年7月30日

候英超が39歳で最年長の中国チャンピオンになる。前回優勝から19年ぶり。

全中国選手権で勝利に興奮する候英超
それは、新しいミレニアム(千年)が始まった年、ジョージW.ブッシュが大統領に選出された年、ラッセル・クロウが『グラディエーター』に出た年、オーストラリアの水泳選手イアン・ソープがシドニーオリンピックで5個のメダルを獲った年である。

ご存じないかもしれないが、2000年は候英超が全中国選手権で前回金メダルを獲った年でもある。候英超はその時、20歳だった。

中国国家チームで15年を過ごした後、2013年1月に候英超は国家チームを離れることを決め、ヨーロッパ、ポーランド、ロシア、フランス、オーストリアのリーグで活躍し始めた。このようなリーグへの参加で、候英超は遊牧民のような卓球の旅でほとんど過ごしていた。

候英超のキャリアでそれまでなかったものでは、この旅のカットマンが2018年から再度表舞台に立ち、カナダ代表として出場して、香港オープンで韓国の鄭栄植を打ち負かしたことだろう。

今回の全中国選手権では、候英超は劉丁碩、周啓豪を倒した後、世界ランキング6位でトーナメントでも有力視されていた梁靖崑にショックを与え、中国で10代の天才と認められ2週間前のオーストラリアオープンで馬龍を倒した王楚欽を負かしてしまった。

候英超は、決勝での4-0の勝利に喜んだが、この瞬間を記録に留めるというほどではなかった。

「王楚欽は肩に痛みがあったようだ。これは、今日の決勝で4-0で勝てた要因の1つだろう。今は、子供も2人いる。19年前に初めて選手権を取ったときに比べると、考え方もメンタルも成長している。コートでリラックスしていられるようになったし、本当に自分自身が楽しみたいと思っている。」候英超

候英超のストーリーはあるインスピレーションを与えるもののだ。これは、ITTFワールドベテランズツアーで掲げられているモットー「Better With Age」(年齢とともに充実)にも通じる。

中国の今までにないタイプの全中国チャンピオンである候英超は、次に何を見せてくれるのだろうか。

(訳者注:2000年は黄金トリオの平野美宇、伊藤美誠、早田ひなが生まれた年でもありますね。)
元のITTF Newsの記事はこちらをご覧ください。

2019年7月27日土曜日

来月から今年後半戦、まずはブルガリアオープンから


 5月末の中国オープンから7月中旬のT2ダイヤモンドまで6大会が集中したアジアシリーズが終わり、4週空いて8月15日からワールドツアーのブルガリアオープンが始まります。

このブルガリアオープンの翌週には同じワールドツアーのチェコオープンが開催されますが、8月以降年内のワールドツアー/プラチナは舞台がアジアからヨーロッパに移ります。また、日本選手は1月のハンガリーオープン(ワールドツアー)に出場していないので、ワールドツアー/プラチナは3月末のカタールオープンから6大会を終え、8月からワールドツアー/プラチナ5大会とグランドファイナルがあるので、このブルガリアオープンからが実質今年の後半戦と言っていいでしょう。

実際に、8月以降はワールドツアー/プラチナ5大会と12月のグランドファイナル以外に、アジア選手権、ワールドカップ、チームワールドカップ、T2ダイヤモンド(2大会)と大きな大会だけでも前半より多く開催されます(年内の大会スケジュールはこちらを参照)。


来年の東京オリンピックのシングルス代表を目指す選手にとっては、選考基準の2020年1月の世界ランキングに関わる大会はまだ半分以上が残っています。これからの頑張りでまだまだ結果が変わるので、1戦1戦を大事に、また体調にも注意して、戦っていってほしいと思います。

ブルガリアオープンの概要、大会日程、出場選手、見どころ、ライブ配信の視聴法についてはこちらをご覧ください。

2019年7月16日火曜日

【卓球】T2ダイヤモンド マレーシアが開催(7/18~21)

5月末からの2か月にわたる6連戦の最後の大会となる2019 T2ダイヤモンド大会 マレーシアが7月18日から4日間にわたって行われる。
トップ16選手のみ出場、1大会の賞金総額50万ドル、試合をエキサイティングに魅せるための試合会場、試合時間の短縮、特殊な試合ルール、そして世界ランキングポイントにプラスアルファされるポイントとすべてが新しい試みの大会になっている。

日本選手は、平野美宇、石川佳純、伊藤美誠、加藤美優、張本智和、水谷隼、丹羽孝希の7選手が出場する。

試合は毎日、日本時間の午後1時と午後7時にそれぞれ4試合連続で行われる、夜9時からBSテレ東で2時間のテレビ放送がある。

T2ダイヤモンド大会 マレーシアの大会の概要、大会日程、出場選手、テレビ放送スケジュールについてはこちらをご覧ください。



2019年7月15日月曜日

オーストラリアオープン後のワールドツアーポイントランキング(女子)

7/14にオーストラリアオープン」が終了しオーストラリアオープンの結果が確定したので
ワールドツアーポイントランキング(ワールドツアースタンディング)を予想してみました。
とりあえず女子のみです。
ハンガリーオープンから今回のオーストラリアオープンまでの7大会の合計のポイントです。
9/26~29に中国の海口で開催される第2回T2ダイアモンドはこのオーストラリアオープンまでの獲得ポイントの合計が基準になります。

順位 選手名 現在の累計 オーストラリアOP ポイント
1 孫穎莎 1319 優勝 500
2 陳夢 1300 QF 100
3 王曼昱 1051 R32 25
4 劉詩雯 779
5 丁寧 775 準優勝 300
6 伊藤美誠 681 SF 200
7 平野美宇 429 R16 50
8 朱雨玲 406 R32 25
9 王芸迪 383
10 石川佳純 372 SF 200
11 馮天薇 255 R32 25
12 鄭怡静 254 R32 25
13 陳幸同 239
14 佐藤瞳 232 R16 50
15 何卓佳 182
16 顧玉婷 175
17 田志希 172 R16 50
18 杜凱栞 165 R32 25
19 芝田沙季 147 R32 25
20 孫銘陽 132 QF 100


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