2018年10月15日月曜日

ユースオリンピック女子シングルス優勝後の孫穎莎のコメントが入ったITTFニュース

ITTFのニュースでユースオリンピックの女子シングルス決勝で対戦した孫穎莎(スンインシャ)のコメントが載っていました。また、ざっと訳してみたいと思います。

孫穎莎が金メダルを獲得、伝統を維持


2018年11月12日

すべての面で完璧、完全な実力、孫穎莎の技術は研ぎ澄まされていた。ブエノスアイレスで行われている2018ユースオリンピックで10月10日に中国の孫穎莎が女子シングルスの金メダルを獲得した。

第2シードの孫穎莎は、決勝で第1シードの日本の平野美宇を5ゲーム(13-11, 9-11,11-9, 11-9, 11-6)で下した。
優勝した孫穎莎(写真:Remy Gros)

第1ゲームは、高速で激しく、短いラリーの応酬で進んだが、孫穎莎が最少得点差の2点差でゲームを取った。平野美宇はトレードマークである彼女のスタイルどおり、いつものように感情を隠さずプレーしていたが、孫穎莎にとってやるべきことはよく知られたている戦い方、つまり安定して、安全に、平野の連続攻撃を吸収することだった。

両選手とも相手のサービスの返球に苦労し、試合の中で選択する余地がほとんどなかった。

第1ゲームは安全策に軍配が上がったが、第2ゲームは攻撃策に軍配が上がった。平野美宇は、9-6でリードし、9-8でタイムアウトを取った後、ゲームカウントを1-1のタイにした。

平野美宇は2ゲーム目を取って、強気に再びフォアハンドで台中央からサーブを出した。平野は3ゲーム目を好調なスタートを切り、6-3とリードした。孫穎莎は徐々に差を詰め、8-8で同点に追いついた。この試合を通じて、両選手ともサーブ番では、非常に考え抜いた緻密な技術を用いて完全に有利な状況を作っていた。10-8で孫穎莎が2回のゲームポイントを得て、2回目のゲームポイントを取って3ゲーム目に勝利した。

平野美宇がいいスタートを切り、孫穎莎が追いつくというパターンは、3ゲーム目に続き4ゲーム目でも繰り返された。平野美宇が幸先よく5-3とリードしたが、孫穎莎が再び8-8で追いつき、10-9のリードでタイムアウトを取り、4ゲーム目をものにした。

これで、孫穎莎の時間になってしまった。5ゲーム目は孫穎莎が6-5と1ポイントをリードしたが、ここから孫穎莎が一気に攻め10-6として4回のマッチポイントを得たが、孫穎莎に必要だったのは1回のみで、優勝を決めた。

「もちろん、このユースオリンピックで金メダルを取れたことは素晴らしいことです。
平野美宇は日本のトップ選手の一人であり、ワールドカップチャンピオン、そして
昨年のアジア選手権で我々中国のトップ選手3人を倒しました。そのため、試合前に
万全の準備をし、試合で自分を挑戦者の気持ちにセットるために準備し、
すべてのポイントで争う必要がありました。1ゲーム目は勝利するためには非常に
重要でした。1ゲーム目を取った後は、たとえ2ゲーム目を取られてもパニックには
なりませんでした。試合を完全にコントロールできると感じました。」孫穎莎

中国の記録に、この優勝が孫穎莎によって追加された。2010年にシンガポールで顧玉婷が優勝し、4年前に劉高陽が優勝した。今度は、金メダリスト孫穎莎の名前である。中国の孫穎莎である。

(イアン・マーシャル記者)

元の英語の記事はこちらをご覧ください。


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