2018年4月3日火曜日

2018スペインオープン: 芝田沙季、1日8試合を戦い二冠に迫る

スペインオープンは、日本選手の活躍で終わりITTFニュースも日本選手、特に芝田沙季選手の写真であふれていますが、その1つとして最終日の前日で芝田沙季がU21で先週のドイツオープンに続く2週連族のU21優勝決める決勝を含め、1日に8試合をこなしたことを特集している記事を取り上げてみます。

芝田沙季、完璧な強さで1日8試合を戦い決勝へ

2018年3月31日
3月31日にここスペイン グアダラハラで行われた2018ITTFチャレンジシリーズのスペインオープンの女子シングルス準決勝は、緊迫した時間だったが上位選手が生き残った。

特に日本にとってはいい結果で、佐藤瞳と芝田沙季が優勝に迫った。
芝田沙季にとって多忙な日だった(写真: Alvaro Diaz)
第1シードの佐藤瞳は第3シードのハンガリーのポータと対戦し、7ゲーム(11-6, 10-12, 8-11, 13-11, 13-15, 11-7, 11-8)で勝利を手繰り寄せた。この試合で、ポータは勝利への強い執着を示した。

ゲオルギナ・ポータが守備型の選手を得意としていないのは確かで、実際、台に付いてのカウンターの打ち合いの方がポータにとってはやりやすい。

しかし、ほぼ1年前の4月30日に2017 ITTFチャレンジシリーズのスロベニアオープン女子シングルスで対戦し佐藤瞳がストレートで勝ったとき(11-8, 13-11, 11-9, 11-6)に比べれば、今回は大きく改善しているのが見て取れる。

佐藤瞳はわずかな差で勝利したが、第5シードの芝田沙季の場合はさらに差は少なかった。芝田沙季は韓国の金裕珍との対戦で、最終ゲームで最少得点差で勝った(6-11, 11-9, 14-12, 11-5, 9-11, 7-11, 11-9)。

しかし、勝利へ執着し精神的に最強でなければ危なかった。芝田沙季の場合は、さらに肉体的な強靭さと完璧な強さも必要だった。

これが、芝田沙季にとってこの日3試合目の女子シングルスの試合だった。この日の早い時間帯には大藤沙月と組んで女子ダブルスの準々決勝を戦って勝ち、準決勝に進んだが第1ゲームの終了後に大藤沙月の負傷で棄権していた。さらに輪をかけて、芝田沙季はU21女子シングルスでもこの日3試合を戦い優勝している。

結局、芝田沙季は最終日前日に戦えるすべての試合を戦った。1日に8試合である。これは、記録に違いない。

(ITTF報道局マネージャ イアン・マーシャル)

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