2017年11月10日金曜日

女子シングル本戦、中国は9人が予選通過し総勢13人、1回戦での日本との対戦は5戦 - ドイツオープン

卓球のワールドツアープラチナの2017ドイツオープンは昨日9日にシングルスの予選が終わり本戦進出の16選手が決定しました。また、それにともない組み合わせで空いていた16枠が埋められ、シード選手の対戦相手が決まりました。

 女子では、日本のシード選手は石川佳純、平野美宇、伊藤美誠、早田ひな、佐藤瞳、橋本帆乃香の6名、中国は朱雨玲、陳夢、王曼昱(ワンマンユ)、武楊の4名です。予選通過は、日本は13名中1人(長崎美柚)、中国は11人中9人でした。

 この結果、本戦の組み合わせでは日本選手は7名ですが、中国選手はほぼ倍の13名います。このため1回戦から日本選手と中国選手の対戦が5戦あります。平野美宇も中国一軍の馮亜蘭と対戦します。平野美宇は、馮亜蘭とは昨年の中国スーパーリーグで対戦していてその時は3-0(12-10,11-9,11-7)で勝っています。しかし、馮亜蘭は今年は調子がよく3月に行われた国内の大会でも好成績を残しているので油断はできません。

 また、組み合わせでは後半の山に石川佳純以外の日本選手6人がいるため(中国選手も朱雨玲をはじめ7人)、日本選手と中国選手の対戦は5試合ともこちらの山で、勝ち上がっていくには中国選手を倒していくしかありません。

男子は、日本のシード選手は水谷隼、丹羽孝季、松平健太、張本智和の4名、中国は樊振東、許昕、張継科、林高遠、閻安の5名です。予選通過は、日本は12名中5人(森薗政崇、吉村真晴、木造勇人、上田仁、大島裕哉)、中国は3人中1人(周瑜)だけでした。女子とは好対照な構図ですね。
本戦の組み合わせでは日本選手は9名ですが、中国選手は6名です。日本選手は前半の山に4人、後半の山に5人、中国選手は前半の山に4人、後半の山に2人とある程度散らばっていますが日本選手と中国選手の対戦は3戦あります。

以下は本日の対戦予定です。
女子:
石川佳純 vs 陳思羽鄭 先知(台湾)12:20(日本時間20:20) T4(TABLE4)
平野美宇 vs 馮亜蘭(中国)13:10(21:10) T1
伊藤美誠 vs 顧玉婷(中国)13:10(21:10) T2
長崎美柚 vs 杜凱栞(香港)13:10(21:10) T3
早田ひな vs 孫銘阻(中国)13:10(21:10) T4
橋本帆乃香 vs 陳可(中国)14:00(22:00) T3
佐藤瞳 vs 王芸迪(中国)   14:00(22:00) T4
*女子は、本日2回戦まであり平野は17:10(25:10)、他の選手は18:00(26:00)に行われます。
男子:
松平健太 vs ドリンクホール(イギリス)15:30(23:30) T3
丹羽孝季 vs 丁祥恩(韓国)15:30(23:30) T4
森薗政崇 vs 黄鎮廷(香港)16:20(24:20) T3
木造勇人 vs 閻安(中国)   16:20(24:30) T4
上田仁 vs シモン・ゴジ(フランス)19:30(27:30) T3
吉村真晴 vs 林高遠(中国)19:30(27:30) T4
水谷隼 vs B・シュテガー(ドイツ)20:20(28:20) T1
大島裕哉 vs 許昕(中国)   20:20(28:20) T2
張本智和 vs M・フレイタス(ポルトガル)20:20(28:20) T4
*男子の2回戦と準々決勝は明日行われます。

試合の模様はITTF(国際卓球連盟)のライブ配信(itTV)で視ることができます(登録が必要です)。画面で見たい TABLE(卓球台)を TABLE1~TABLE4 から選んでください。

2017ドイツオープンの概要、出場選手、見どころについてはこちらをご覧ください。



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